デカルト言語は、論理的な推論を中心とした言語として設計しました。
狙っているのは、強力な論理的推論・探索機能があり、関数プログラミング機能を持つオブジェクト群が、人間に近い構文のI/Fによって、並列にマルチコアで動く知的なシステムです。
名前は有名な数学者・哲学者であるデカルトに因んで名づけています。
論理プログラミング言語:デカルトdecartes-0.4.0をリリースします。
今回のリリースで、大きな変更点は、ワイルドカード述語の見直し、浮動小数点数の精度をlong doubleに変更したこと、および、いくつかの述語の追加です。
変更点の詳細は添付のドキュメントを参照してください。
このリリースによる強化によって、人工知能向けのプログラムなどが便利に書けるようになりました。
旧リリースをご利用ならば、ぜひ本リリースにアップグレードしてください。
使用方法については、添付のドキュメントや以下のサイトを参照してください。
http://sourceforge.jp/projects/descartes/wiki/FrontPage
http://sourceforge.jp/projects/descartes/docman/
今後はデータ解析や人工知能(AI)風のプログラム例を増やしていきます。
● ソースパッケージ
descartes-src-0.4.0.tgz
Linux上でコンパイルしてください。
Windows上では、cygwinやmingwを使ってコンパイルすることができます。
● Windows用バイナリパッケージ
descartes-win-0.4.0.zip
2009 Feb1: release 0.4.0
- 浮動小数点の演算精度をdoubleからlong doubleに拡張
- *ワイルドカード述語の修正
- *ワイルドカード述語のトレース情報の追加
- syntax述語の追加
- concat, concatcode述語の追加
- programモジュールの表示方法の変更
- 実行時間を計測するtime述語の追加
- toupper, tolower述語の追加
- floor, log10, max, min, maxf, minf述語の追加
- 会話型処理の改善
- Makefileのコンパイル方法の見直し