traclight (1.5.2) | 2008-02-13 23:09 |
trac-lightning (3.2.0) | 2013-04-29 13:00 |
trac-lightning-dev (3.2.0beta1) | 2013-03-16 11:37 |
TracLight-x.x.exeをクリックして実行するだけです。インストール終了後、コンピュータを再起動してください。再起動後、プログラムメニューのTracから「サービスとして実行」もしくは、「コマンドプロンプトから実行」を選択すると、Apacheが起動します。 http://localhost/にアクセスして動作を確認してください。より詳しく知りたい方は、discypusさんのサイトをご覧ください。
TracLightningはデフォルトで80番と8980番のポートを利用します。インストール時の注意として、IISやApache等のWebサーバが起動していないことを確認してください。起動している場合は、停止もしくはアンインストールしておいてください。Trac月をインストールするとマシンを再起動するので再起動後、インストール済みのIISやApacheが自動的に起動しないようにしておく必要があります。また、PythonやSubversionを既にインストールされている場合、これらのアプリケーションの環境が変更されるので注意してください。分からない場合は、PythonやSubversionをコントロールパネルのプログラムの追加と削除からアンインストールしておくことをお勧めしておきます (プログラムの追加と削除に表示されていない場合はアンインストールする必要はありません)。
プロジェクトデータは、TracLightをインストールしたディレクトリの下のprojectsディレクトリの下にあります。
ディレクトリ/ファイル名 | 説明 |
maven/ | Mavenリポジトリ |
trac/ | Tracのプロジェクトデータ |
svn/ | SVNのリポジトリ |
trac.htdigest | Trac/SVNのユーザ認証情報 |
svnauthz | SVNの認証設定 |
プロジェクトデータを別のディレクトリに置く場合は、CollabNetSVN/httpd/conf/httpd.confを次のように書き換えます。下記の例は、D:\projectsに置く場合です。
<LocationMatch "/[^/]+/login"> AuthType Digest AuthName trac AuthDigestFile "D:\projects\trac.htdigest" Require valid-user </LocationMatch> # PythonDebug On ScriptAlias /trac "D:\TracLight\apache2\cgi-bin\trac.cgi" <Location "/trac"> # SetEnv TRAC_ENV_PARENT_DIR "D:\projects\trac" SetHandler mod_python PythonHandler trac.web.modpython_frontend PythonOption TracEnvParentDir "D:\projects\trac" PythonOption TracUriRoot /trac </Location> <Location "/svn"> DAV svn SVNParentPath "D:\projects\svn" AuthType Digest AuthName trac AuthDigestFile "D:\projects\trac.htdigest" Require valid-user AuthzSVNAccessFile "D:\projects\svnauthz" </Location> Alias /maven "D:\projects\maven" <Directory "D:\projects\maven"> Options Indexes </Directory> Alias /report "D:\projects\report" <Directory "D:\projects\report"> Options Indexes </Directory>
create-project.batを実行したときのディレクトリの位置は変更できないので、下記の2つのディレクトリをそれぞれコピーしてください。
Trac Lightningは上書きインストールすれば自動的にアップグレードされるように設計されています。 しかしながら、Trac月/Trac Lightning 1.xからTrac Lightning2.xへアップグレードする際に一部のファイルが自動でアップグレードすることができなくなってしまいました。次のように手動でファイルを書きかえる必要があります。
Trac Lightning2.xインストール後、Trac Lightningのインストールディレクトリでupgrade.batを実行します。
C:\TracLight>bin\upgrade.bat各プロジェクトのtracの設定ファイル(trac.ini)の先頭に次の2行を追記します。
[inherit] file = C:\TracLight\python\share\trac\conf\trac.initrac.iniを編集する際にメモ帳は利用しないでください。メモ帳はUTF-8のBOMを勝手に付けてしまいますが、Tracが正しく起動しなくなってしまいます。サクラエディタ、TeraPad等BOMを正しく扱うエディタをご利用ください。
また、Apacheの設定ファイルの場所が%TRACLIGHT%\apache2\conf\httpd.confから%TRACLIGHT%\CollabNetSVN\httpd\httpd.confに変更になっています。必要に応じて設定ファイルをコピーする等してください。
All In One Tracを既にお扱いの方は、ここの手順に従い移行してください。All In One TracからTrac月へ移行時のポイントは次の通りです。
このポイントを抑えておけば、それほど難しくありません。まず最初に、 All In One Tracのプロジェクトのファイルをコピーします。All In One Tracのデフォルトプロジェクトの例で示すと下記の通りとなります。
コピー元 | コピー先 | 説明 |
C:\trac-0.1.1\trac_repo\projects\default | C:\TracLight\projects\trac\default | tracのリポジトリ |
C:\trac-0.1.1\svn_repo\projects\default | C:\TracLight\projects\svn\default | SVNリポジトリ |
C:\trac-0.1.1\svn_repo\projects\trac.htpasswd | C:\TracLight\projects | パスワードファイル |
tracのtrac.iniファイル(projects\trac\default\conf\trac.ini)を次のように変更します。
... #default_charset = japanese.ms932 変更前 default_charset = cp932 変更後 ... #templates_dir = C:\trac-0.1.1\python\share\trac\templates 変更前 templates_dir = C:\TracLight\python\share\trac\templates 変更後 ... #repository_dir = C:\trac-0.1.1\svn_repo\projects\default 変更前 repository_dir =C:\TracLight\projects\svn\default 変更後 ... # 以下追加 [account-manager] password_format = htpasswd password_store = HtPasswdStore password_file = C:/TracLight/projects/trac.htpasswd [inherit] file = C:\\TracLight\\python\\share\\trac\\conf\\trac.ini
プログラムメニューの「Trac」->「コマンドプロンプト」でコマンドプロンプトを起動し、次のようにして、Tracのデータベースのアップグレード、SVNリポジトリとの再同期、htpasswdファイルのコピーを行います。
> trac-admin.bat C:\TracLight\projects\trac\default upgrade > trac-admin.bat C:\TracLight\projects\trac\default resync
Apacheの設定(httpd.conf)をBasic認証を利用するように変更します。
... AuthType Digest AuthName trac AuthDigestFile "C:\TracLight\projects\trac.htdigest" ...↓ ...
AuthType Basic AuthName trac AuthUserFile "C:\TracLight\projects\trac.htpasswd" ...上記の設定はhttpd.conf内に2箇所あるので、注意してください。
Apacheのサービスを再起動します。他にもプロジェクトがある場合は、同等の手順で移行します。うまくいかない場合は、下記のサイトにAll In One Tracから移行した際のメモがありますので、こちらも参考にしてください。