Tetsuo Handa
from-****@I-lov*****
2011年 1月 13日 (木) 21:03:42 JST
ccs-patch-1.7.\*.tar.gz および ccs-patch-1.8.0-\*.tar.gz に含まれている ccs-patch-2.6.32-grsecurity-201006011506.diff にバグが見つかりました。 正しくないパッチ: error = inode_permission(path.dentry->d_inode, MAY_EXEC | MAY_ACCESS); if (error) goto dput_and_out; + if (ccs_chroot_permission(&path)) + goto dput_and_out; 正しいパッチ: error = -EPERM; if (!capable(CAP_SYS_CHROOT)) goto dput_and_out; + if (ccs_chroot_permission(&path)) + goto dput_and_out; このバグは、パーミッションチェックで拒否された場合に chroot() が何もせずに0を 返してしまうというものです。 patch コマンドの出力を見落としていました。 もし ccs-patch-2.6.32-grsecurity-201006011506.diff を使用している場合には アップデートしてください。なお、このパッチは 2.6.32.28+grsecurity-2.2.1 および 2.6.36.3+grsecurity-2.2.1 を用いて最新の状態に更新されています。