Toshiharu Harada
harad****@nttda*****
2007年 7月 23日 (月) 11:00:26 JST
原田です。 ちょっと気になるところがあるので、コメントします。 Kentaro Takeda さんは書きました: > 武田です。 > > 議題の優先度が高いと思うものについてコメントです。 > >> ・今後の機能拡張の方向について >> ・ノキアからの要望への対応 >> ・独自機能 >> ・ 1.4.x では使えるが現状のLSM仕様では使えない機能の扱い > 今後1.xと2.xをどのように開発していくのか、どちらに軸足を置くのかが、 > 今後の方向として一番議論すべきことだと思います。選択肢としては、 > ・現状どおり2系統の開発を続ける > ・1.x系をテストベッドとし、2.x系に取り込む(FedoraとRHELのように) > ・1.x系はフリーズして完全に2.x系に注力する > くらいでしょうか。 先にメールしたようにTOMOYOはオープンソースのプロジェクトで あると同時にNTTデータのプロジェクトで(NTTデータの経費により、 開発が進められています)。オープンソースのプロジェクトとしての 部分は、話し合いにより決める自由度がありますが、NTTデータの プロジェクトとしての活動は、社内で説明、承認を得た範囲になります。 現在のNTTデータにおける状況としては、メインライン化を 目指すことについて今年度上期までの活動が承認されており、 会社としての取り組みはそれが中心となります。 下期の取り組みについては、上期の結果をもとに 社内規定に従い判断されます。 私は、オープンソースプロジェクトとしての方針や目的は、 会社としての範囲内に収めなければならないと言うつもりは ありませんし、オープンソースのプロジェクトとしての 活動にも関わり支援を続けるつもりです(これまでもしてきたように)。 もし、オープンソースのプロジェクトとしての方針や目的が 将来NTTデータとしてのそれに完全に一致しなくなった場合には、 以前根津さんが書いていたように別のプロジェクトとしてfork するということもあり得ないことではありません。 少しややこしいのは、私や武田君、あるいは半田さんや 平坂さんは、データの社員、あるいはデータからの委託契約を 受けて作業しているということです。従って、この4人に ついては、義務の部分が存在していますから、少なくとも 時間的に100%オープンソースとしてのコミュニティとしての 活動はできません。 また、当たり前のことですが、NTTデータとして、 TOMOYO Linuxの開発、提供、サポートに関する義務は存在 していません。同時に、何かを「握って」いるわけでもありません。 開発会議で話をしようと思っていたのは上記の内容です。 オープンソースとしてのTOMOYO Linuxとしても、 メインラインにいれることが最大の目的であるというのが 自分の認識です。メインラインに入れない限りは、 結局いつかなくなり、忘れ去られます。 メインラインに入れることを目指し取り組みながら、という 前提のもと1.Xはプライオリティを下げながら取り組みを 継続するべきと思っており、それについては、これまでの スレッドで書いたとおりです。 >> ・ソースコード管理で使う subversion レポジトリの運用について >> ・新機能の追加手順 >> ・ tags ディレクトリを利用した複数バージョンのメンテナンス >> ・ tags ディレクトリにコピーされた時点でのバイナリパッケージの作成と配布 >> ・ branches ディレクトリの利用 > これは「どうしましょう?」ではなく、 > 具体的に「こういう運用でどうだろう?」という提案に > 事前になっているといいと思います。 そうですね。 -- 原田季栄 (Toshiharu Harada) harad****@nttda*****