リリースはありません
stmole32は(現在のところ)TouchGFXに非対応です。 この記事は自分がのちに思い出すために残したものです。
開発環境を構築する対象は、Windows8.1または10がインストールされたPCです。
TouchGFXに関してはまだ始めたばかりで勝手がわかっていないため、細工はせずに Designer + CubeMX + CubeIDE のふつうの環境で開発します。
TouchGFX DesignerはCubeMXやCubeIDEより更新頻度が遅いらしく、最新のCubeMXやCubeIDEと組み合わせて使うとプロジェクトファイルを壊してしまう可能性が高いです。
その時点で手に入るTouchGFX Designerをもとにして、芋づる式に必要なソフトの版を調べます。
ソフト名 | バージョン | 備考 |
TouchGFX Designer | 4.16.0 | 2020-12-30時点の最新版 |
Liberica JDK | 11系最新版のFull JREのMSI形式 | CubeMXやCubeProgrammerを動かすために必要 |
CubeMX | 6.0.1 | TouchGFXを参考にバージョンを決定 |
CubeFW F7 | 1.16.0 | TouchGFXを参考にバージョンを決定 |
CubeIDE | 1.4.0 | 本当は1.4.2が欲しいが入手不能 |
CubeProgrammer | 最新版 | ビルドに影響しないのでバージョンは気にしない |
ST-Link Utility | 最新版 | ビルドに影響しないのでバージョンは気にしない |
なお、TouchGFXやCubeMXのインストーラは www.st.com から入手できますが、 www.stmcu.jp からも入手可能でダウンロード時間も短くて済むようです。 TouchGFX DesignerはCubeProgrammerやST-Link Utilityが未インストールでも動くかも?
インストールにあたって、とくに注意点はありません。
備考 : TouchGFXは、自動生成されたMakefileを見る限り、例外サポートなし・RTTIサポートなしのC++14向けコードを吐き出すようです。
Liberica JDKは、CubeMXやCubeProgrammerを動作させるために必要です。Javaの実行環境がない場合、たとえばCubeMXのインストールに成功しても、CubeMXのアイコンをクリックしても何も起きないという事態になります。
特にCubeProgrammerの動作にはJavaFXが必要なので、Liberica JDKのFull JREを選びました。
CubeMXは、1台のPCに複数バージョンをインストールしても問題なく動作するようです。よって、将来に備えてインストールパスはバージョンを含んだ適当な名前( D:/installed/STM32CubeMX601 など )に変更してください。
ファームウェア展開パスがデフォルトのままだと他人の環境でeclipseプロジェクトを再現するとき困るので、CubeMXのインストール後に、以下の設定を行います。
CubeProgrammerとST-Link Utilityについては、 https://support.touchgfx.com/docs/introduction/installation に従って デフォルトのパス へインストールしてください。
[ページ情報]
更新日時: 2021-01-24 17:47:32, 更新者: molelord
[ライセンス]
クリエイティブ・コモンズ 4.0 表示-継承
[権限]
表示:無制限, 編集:ログインユーザ, 削除/設定:メンバー