概要

Theta "Thought" Shutter(以下、本アプリと呼びます)は、NeuroSky 社の簡易脳波計であるMindWave Mobile 2 EEGヘッドセット(以下、EEGと呼びます)を使用してシャッターを切る、RICOH製 THETA V/Z1用のプラグインです。 EEGから取得した情報(Attention)が高まったときに静止画を撮影します。

適切に「思う」と撮影できるアプリですが、思うように撮影できない、かもしれません。そのあたり悪しからずご了承ください。

インストール

RICOH THETA Plug-in Store からダウンロード可能です。以下のページにあるインストールボタンを押して、THETAアプリからTHETAにインストールしてください。

操作説明

ボタンとランプ (THETA V)

THETA Z1では、OLEDに現在ステータスを文字表示するはずです。

V-Indicators.png
操作ボタンとランプ

  • Wifi ランプ (緑色)
    • EEGとの接続状態を示します。EEGと接続しているときに点灯します。
  • Live ランプ (青色)
    • EEGと接続している状態で、センサから ATTENTIONの情報が高まっているときに点灯します。
  • Rec. ランプ (赤色)
    • EEGから脳波の情報がTHETAに届いているときに点灯します。EEGとTHETAが接続した後、しばらく経つと点灯するはずです。

使い方

使い方は単純です。電源をONにし、THETAとEEGを接続して、ただ念じるだけです。

TTS-STATE.png
操作概要

  1. THETAで本アプリを起動してください。
    • 起動直後は、Wifiランプが緑色でゆっくり点滅します。
  2. EEGを装着し、EEGの電源をONにしてください。
    • 端子をおでこと耳たぶに密着させてください。
  3. Wifiボタンを押して、EEGを検索してください。
    • 検索中は Wifiランプが早い点滅になります。
    • EEGと接続できると、Wifiランプが点灯状態になります。
    • 長時間待ってもWifiランプが点灯しない場合、Modeボタンを押して、再度Wifiボタンを押して検索を再開してください。
  4. 少し待つと、赤ランプが点灯します。
    • EEGからTHETAに対してデータが送られています。
  5. 集中すると、Liveランプが青色に光ります。
    • Liveランプが5秒間点灯すると、静止画を撮影します。

その他

THETAとEEGは、Bluetooth SPPプロトコルで接続しています。

注意事項(仕様、制約事項)

  • 現状は静止画のみしか撮影しません。
  • 撮影時の設定モードなどは変更できません。ご了承ください。

動作確認

本アプリは、Theta Vでの動作は確認していますが、Theta Z1の実機での動作は確認できていません。すみません。

permissionについて

本アプリは、次のパーミッションを指定し使用しています。

  • <uses-permission android:name="android.permission.INTERNET" />
    • カメラの撮影を Theta Web API 経由で行うため
  • <uses-permission android:name="android.permission.BLUETOOTH" />
    • EEGヘッドセットとの通信を Bluetooth経由で行うため
  • <uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_COARSE_LOCATION" />
    • EEGヘッドセットとの通信を Bluetooth経由で行うため
  • <uses-permission android:name="android.permission.BLUETOOTH_ADMIN" />
    • EEGヘッドセットとペアリングを実施するため

変更履歴

  • 10.00.0001 : 初版リリース

ソースコード

本アプリはオープンソースです。以下からソースコードを参照することができます。ご利用はご自由にどうぞ。

THETAプラグインについて

参考リンク

以上