[Eos-document] [eos - ドキュメント作成] Re: 【単粒子解析】角度決定とノイズ除去の順番

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SourceForge Forum norep****@sourc*****
2014年 7月 5日 (土) 12:52:27 JST


このメールはSourceForge.JPのフォーラムからの自動転送です。
注意: このメールに返信しても単に無視されます。

フォーラムメッセージへの返信は以下のURLにアクセスしてください:
https://sourceforge.jp/projects/eos/forums/31695/35256/73734/

投稿者: Takuo Yasunaga (tacyas)

[メッセージ #72402 への返信]
> 【疑問点】
> 前処理の回答にて、
> > 目的は、方向性を決定することであり、最終的には方向
性を決定すれば、元の画像(CTF補正後)をたくさんつ
かって、ノイズを落としたほうがよいと考えています。
> 
> とのことですが、これは角度を完全に決めて3次元像を完
成させてから、元の電顕画像(CTF補正後)(数百枚 ~
数万枚)を使って出来上がった3次元像のノイズを落として
いくという意味でしょうか。(2次元の段階で1枚1枚きっち
りノイズを落とすことはせず、3次元像にしてからノイズ
を落とす?)

はい。そういうことです。2次元でノイズを落とすと云う
事は、何らかの情報を失っています。例えば、ローパスフ
ィルタをかければ、結果として、高分解能の構造情報を得
ることはできません。


> 
> 【考察】
> 「参照付投影角度決定」のMakefileを見ながら、単粒子解析
の流れは以下のようになると考えました。
> 
> (処理A)
> 電顕画像(2Dスタック)(数百枚 ~ 数万枚?)
> ↓ 前処理(CTF補正、ノイズ除去など)
> 補正画像(2Dスタック): データA
> 
> (処理B)
> PDBファイルまたは元データなし
> ↓ pdb2mrc, mrcImageCreateなど
> 参照画像(3D)
> ↓ mrc3Dto2D
> 参照投影像(2Dスタック): データB
> 
> (処理C)
> (データA) + (データB)
> ↓ mrcImageAutoRotationCorrelationおよびmakefileのような書き込み
処理
> 3dInfoファイル(mrc2Dto3D -Iで使用する): データC
> 
> (処理D)
> (データA) + (データC)
> ↓ mrc2Dto3D
> 3次元像: (データD)
> 
> (繰り返し処理)
> データDを新たな参照画像(3D)にする
>> 処理B - D を繰り返し
> 
> 
> このループの完了データは前処理後の電顕画像と同程度の
ノイズ入り3次元像になると思います。
> なので、ここで出来上がった3次元像のノイズ除去を行う
処理を入れるないようにしようと思っています。

この部分で、ノイズ除去をいれるべきかどうかは、できあ
がった3次元像の質に依存します。枚数が少なく、ノイズが
多い場合は、次の比較のための参照像がノイズが多くなり
、その結果、角度決定の確度、精度が悪くなってしまいま
す。そのため、フィルタをかけたものを利用します。

以上です。




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