ぜろちゃんねるプラスをインストールする

必要条件を確認する

ぜろちゃんねるプラスを動作させるためには最低でも以下の「必須環境」,安定動作のためには「推奨環境」が必要です。

必須環境

  • CGIの動作が可能なHTTPDが入っており,Perl 5.8以上(Perl 6は含まない)もしくはそのディストリビューション系ソフトウェアが動作するOS
  • 5MB以上のディスクスペース

推奨環境

  • suEXECでCGI動作が可能なApache HTTP Serverが入っており,Perl 5.8以上(Perl 6は含まない)が動作するUNIX系もしくはLinux系のOS
  • 10MB以上のディスクスペース

プロジェクトが動作を確認している環境

どちらの場合も2012年12月時点での確認環境であり,予告なしに変更となる場合があります。

ダウンロードする

OSDNのダウンロードページから最新のパッケージをご利用のブラウザやwgetコマンド等でダウンロードします。

圧縮形式の違い

現在ぜろちゃんねるプラスでは各バージョンごとに,「ZIP版」と「gzip(.tar.gz)」の2つのパッケージを提供していますが,中身は同等のものです

ZIP版について

  • Windowsユーザー向けにパッケージ化されています。
    • Windowsで解凍するにはWindows標準の「解凍ウィザード」またはフリーの解凍ソフトウェア(Lhaplusなど)をご利用ください。
  • なおZIP版の改行コードは「CR+LF」になっています。

gzip(.tar.gz)版について

  • UNIXとLinuxユーザ向けにパッケージ化されています。
    • Linuxで解凍するには,標準シェルにてtarコマンドをご利用ください。
  • なおgzip版の改行コードは「LF」になっています。

ファイル一覧

解凍すると「zerochplus_(バージョン番号)」という名前のディレクトリ(フォルダ)が出来ます。その中身は以下のようになっているはずです。

zerochplus_x.x.x/
 + Readme/                    - 最初に読むべきファイル
 |  + ArtisticLicense.txt
 |  + Readme.txt              - ぜろちゃんねるプラスのReadmeファイル
 |  + Readme0ch.txt           - ぜろちゃんねる(本家)のReadmeファイル
 |
 + test/
    + datas/                  - 初期データ・固定データ格納用
    |  + 1000.txt
    |  + 2000000000.dat
    |  :
    |
    + info/
    |  + category.cgi         - 掲示板カテゴリの初期定義ファイル
    |  + errmes.cgi           - エラーメッセージ定義ファイル
    |  + users.cgi            - 初期ユーザ(Administrator)定義ファイル
    | 
    + module/
    |  + *.pl                 - ぜろちゃんねるモジュール
    |
    + mordor/
    |  + *.pl                 - 管理CGI用モジュール
    |
    + plugin/
    |  + 0ch_*.pl             - プラグインスクリプト
    |
    + perllib/
    |  + *                    - ぜろちゃんねるプラスに必要なパッケージ
    |
    + *.cgi                   - 基本動作用CGI

スクリプトを変更する

先ほど解凍したパッケージのtestディレクトリ直下にある *.cgi (admin.cgi,bbs.cgi,madakana.cgi,p.cgi,r.cgi,read.cgi,remake.cgi,search.cgi)を開き,1行目のPerlのパスを適切に設定してください。 これはサーバによって設定が異なります。詳細はリファレンスや各レンタルサーバのヘルプページなどを参照してみてください。

Perlのパスの一般的な例

以下は一般的に利用されるパスの例です。

  1. #!/usr/bin/perl
  2. #!/usr/local/bin/perl
  3. #!C:\perl\bin\perl.exe
  4. #!C:\xampp\perl\bin\perl.exe

パッケージを転送する

FTP転送ソフトウェア(FFFTP,FileZillaなど)を使って,testディレクトリごとファイルをすべてアップロードします。

注意事項

  • よほどの必要がない限り,ぜろちゃんねるプラスを動作させるディレクトリの名前は「test」を利用してください。
    • 変えてしまうと専ブラが使えなくなります。
  • Readmeフォルダのアップロードは必要ありません。

パーミッションの設定

以下のページを参考に,転送したファイルに対しパーミッションを設定します。

設定

ここからは設置したぜろちゃんねるプラスを実際に稼働させるための設定を行なっていきます。

admin.cgiにアクセスする

さきほど設置したぜろちゃんねるプラスを稼働させるフォルダ(通常であればtestディレクトリ)にあるadmin.cgiにブラウザからアクセスします。 すると以下の様な画面が表示されるはずです。

login_form.png

今後,掲示板システムの設定は全てここから行います。

表示されない場合

アクセスしたが「500 Internal Server Error」などと表示される場合は,Perlのパスの設定やパーミッション値の設定、改行コードが間違っている可能性があります。以下をもう一度参照してください。

ログインする

フォームに以下のユーザ名と初期パスワードを入力しログインを行います。

ユーザ名 Administrator
パスワード zeroch

Administratorのパスワード変更

ログインが完了したら最初にAdministratorのパスワードを変更します。この設定を怠った場合,第三者により掲示板設定を変えられる(場合によっては削除など)場合が考えられます

  • ヘッダメニューの「ユーザー」を選択します。

login_first.png

  • 続けてユーザー一覧の中から「Administrator」を選択します。

admin_select.png

  • フォームのパスワードに任意のパスワードを入力し,続けて「設定」ボタンを選択します。

admin_changepw.png

  • 以下の画面が表示されたら,一度ヘッダメニューから「ログオフ」を選択し,先ほど設定したパスワードでログインし直します。

admin_changepw_success.png

稼動サーバ設定の変更

  • ヘッダメニューの「システム設定」を選択します。

login_second.png

  • 続けてサイドメニューの「基本設定」を選択します。

sys_setting.png

  • 例を参考にして,各パラメータを実際に設置した場所に合わせて適切な値に設定し,「設定」を選択します。
  • 各パラメータは基本的に自動で入力されますが、これは自動で入力されるだけであり、「設定」を選択するまでは設定ファイルに書き込まれません。よって、適切な値が入力されていても、とりあえず「設定」を選択するのが肝心です。
    • ただし、「https://」については、手動で入力する必要があります。

base_setting.png

設定が完了したら,再びサイドメニューの「基本設定」を選択し,先ほど設定した値に更新されていることを確認してください。 もしされていない場合はパーミッションの設定に問題があるかもしれません。