KANOU Hiroki
kanou****@khdd*****
2005年 1月 24日 (月) 00:07:24 JST
狩野です。 先ほどのメールは、森下さんの指定されたデータ記述からフォントを出力する ことが技術的に実現可能かを検討することが主目的なので、あのままの形で 実装するのは美しくないと、私も思っています。FontForge の機能追加をすれば 1 個の .pe ファイルを保てるはずです。 [M+ OUTLINE FONTS 364] にて村岡さん: > KANOU Hiroki wrote: > とりあえず動けば良いとは思います。が、私としては、複数のファイルに情報が > 分散する状況は、この先を考えると避けたいというのが本音です。で、最終的に > はXMLでフォーマットを定義して、それを読み込むようにしようかと考えています。 > > カーニングのafmも、直接手で記述するよりそれらのXMLから生成できたほうが良 > いでしょう。 森下さんが作業しやすい環境を整えることが最大の優先事項だと思っています。 [M+ OUTLINE FONTS 338] では以下のように書かれています。 | 前回、自分勝手な希望を書き連ねてしまいましたが、やはり文字間隔に関しては | 暫く試行錯誤が続くはずなので、設定ファイルを別にできると助かります。 | 文字間隔が気になった度に Mac OS を起動させて、Illustrator を起動させて、 | という手順に時間がかかるのです・・・。 | また Fontforge 上で ttf ファイルを修正するよりも、設定用のテキストファイルを | 修正する方が融通がきくような気がします(すいません、憶測です)。 ということですので、 ・グリフの形状に関しては、Illustrator で作業して書き出した EPS。 ・文字幅情報に関しては、各文字ごとの LSB と RSB をテキストファイルで指定。 ということは変えるべきではないと思います (カーニング情報も、同様にテキスト ファイルで書くのが望ましいでしょう)。 グリフの幅やカーニングについては、全ウェイトを 1 個のファイルにする方法も 考えられます。幅の場合、 a 12 23 13 23 13 24 13 24 14 24 15 25 17 26 b 28 10 29 10 29 11 30 12 31 13 32 14 34 15 のような感じです。ファミリー全体での整合性を図るにはこちらの方がよさそう ですが、ウェイトごとに別ファイルにするのとどちらが望ましいかは森下さんの ご希望に沿いたいと思います。 やるべきことは、ファイルシステム上に分散して置かれているデータ構造を XML ファイルのエレメント階層上に置き換えることではなくて、森下さんが頻繁に 変更するファイルを置く場所と、それ以外のファイルを置く場所を分けるという ような工夫ではないでしょうか。 > ついては必要な要素を整理したいのですが、階層関係として以下の感じでどうで > しょう。 XML でフォントの何らかの情報を記述するのでしたら、 UFO (Unified Font Object) を使うことを提案します。標準化したスキーマが存在するのを 無視して車輪の再発明に勤しむのは避けてほしいと思います。 UFO については、http://www.letterror.com/code/robofab/ufo/ をご参照 ください。UFO を使うのでしたら、フォント構築ツールとして FontForge から RoboFab に乗り換えるということも検討すべきでしょう。 狩野 宏樹 <kanou****@khdd*****>