Linuxカーネルに関する技術情報を集めていくプロジェクトです。現在、Linuxカーネル2.6解読室の第2章までを公開中。
バッファはデータを納めているメモリの実体とその領域を管理するヘッダ(buffer_head)から成る。ヘッダ(buffer_head)は、バッファ実体の状態(b_stateメンバ)を保持する。
各バッファはそれぞれ以下の状態を持つ。複数状態を合わせ持つことも可能である。
バッファ状態 | 説明 |
BH_Uptodate | バッファの内容は有効である。 |
BH_Dirty | バッファに書き込みがあった。まだディスクに書き戻されていない。 |
BH_Lock | ディスクI/O処理中である。 |
BH_Req | 一度はディスクI/Oの要求を行った。 |
BH_Mapped | 対応するディスクブロックがある。 |
BH_New | 新規確保されたディスクブロックに対応したバッファ。 |
BH_Protected | 特殊用途に利用されている。勝手に開放しないことを指示。 |
(NIS)HirokazuTakahashi
2000年12月09日 (土) 23時55分06秒 JST1
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更新日時: 2008-08-27 14:19:05, 更新者: hiromichi-m
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