Linuxカーネルに関する技術情報を集めていくプロジェクトです。現在、Linuxカーネル2.6解読室の第2章までを公開中。
ソケットはファイルの一種類として扱えるよう設計されている。しかし、ソケットは一般のファイルとは異なりソケット独特の操作/機能を提供する必要がある。ソケット独自のデータはメモリinode中のファイルシステム個別データ域(socket構造体)と、メモリinodeとリンクされるsock構造体に格納される。プロトコルによってはsock構造体を利用せずに実装しても問題ない。(データ構造が二つに分かれている主な理由は、データ量が非常に多いためメモリinodeに入れると無駄が大きくなりすぎるためだと思われる。)
ソケットは各種通信プロトコルに共通インターフェイスを持たせるための通信端点として設計されており、通信プロトコルとは独立した存在である。
ソケットに対する操作は、各通信プロトコルが提供するインターフェイステーブルを通して、通信プロトコルの操作関数を呼び出す。(下図参照)
(NIS)HirokazuTakahashi
2000年12月09日 (土) 23時55分06秒 JST1
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更新日時: 2008-08-27 14:18:26, 更新者: hiromichi-m
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