Linuxカーネルに関する技術情報を集めていくプロジェクトです。現在、Linuxカーネル2.6解読室の第2章までを公開中。
各プロセスは識別子としてプロセスIDを持つ。プロセスIDはプロセス生成(fork)時にシステム内でユニークになるようにLinuxカーネルが割り当てる。またプロセスはプロセスIDの他に、プロセスグループID、セッションIDを持つ。
これらのIDは、一般に下図のような使い方をする。このようなプロセスグループの操作を行っているのはshellである。shellを親玉とするセッションを開き、その中で起動するジョブ(パイプで繋げられたコマンド群)毎にプロセスグループを作っている。このあたりの動作はshellの種類により様々である。
また、各種デーモン類は他のプロセスからの干渉を防ぐために、一般に独自のセッションを開いている。
プロセスグループID、セッションIDは自由に割り当てられるわけではなく、以下のルールに従わなければならない。
古いBSDシステムではセッションの考え方が無く小さなセキュリティホールになっていた。ジョブコントロール機能が組み込まれる前は、プロセスグループとは現在のUNIXのセッションに相当していた。
(NIS)HirokazuTakahashi
2000年12月09日 (土) 23時55分06秒 JST1
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更新日時: 2008-08-27 14:18:37, 更新者: hiromichi-m
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