[Ultramonkey-l7-users 141] Re: LVS-NATで送信元アドレスを保持する方法

アーカイブの一覧に戻る

Hideaki Kondo kondo****@oss*****
2008年 10月 8日 (水) 16:06:30 JST


各位

お世話になっております。
近藤です。

今年4月頃の話題ですが、内容に一部認識違いが
ありましたので、念のためフォローさせて頂きます。

> > LVS, Ultra Monkey L4 ならば送信元IPアドレスを引き継ぐような事は可能なの
> > でしょうか?
> 
>   上述の LVS-DR 方式であれば,クライアントの実 IP アドレスを
> リアルサーバで記録することができます.
> # LVS-NAT 方式では,LB の IP アドレスが記録されます

最後のコメント一行につきましては、認識違いで
LVS-NAT方式の場合もクライアント側の
送信元IPアドレスが記録されることになります。

以下のLVSのサイトでも説明されております通り、
LVS-NAT方式においては、クライアント側からのパケットの
送信元IPアドレスは、UltraMonkey(LVS)で変換されることなく
実サーバへ転送されます。
変換されるのは、宛先IPアドレスの方になります。

http://www.linuxvirtualserver.org/VS-NAT.html

また、以下のサイトの情報も参考になると思います。
http://www.valinux.co.jp/contents/tech/techlib/ultramonkey/lvs.html

以上よろしくお願い致します。


On Mon, 14 Apr 2008 13:36:18 +0900
仙田 誠 <makot****@imatr*****> wrote:

> 竹林様
> 
>  ご回答ありがとうございました。
> 
> アイマトリックス
> 仙田
> 
> -----Original Message-----
> From: Shinya TAKEBAYASHI [mailto:takeb****@oss*****]
> Sent: Monday, April 14, 2008 1:34 PM
> To: 仙田 誠
> Cc: ultra****@lists*****
> Subject: Re: [Ultramonkey-l7-users 126] LVS-NATで送信元アドレスを保持す
> る方法
> 
> 
> 仙田 様
> 
> 
>   竹林です.
>   お世話になっております.
>   
> > これは、UM-L7の仕様という事でしょうか?
>   
>   はい,仕様です.
>   HTTP を用いるのであれば,別の方法(X-Forwarded-For エントリを記録す
> る)で
> クライアントの IP アドレスを記録できますが,その他のプロトコルには対応し
> ません.
>   
>   リンク先の記事にもあるように,Layer-7 ロードバランサはその特性上,
> クライアントから受け付けるリクエストを受け取り,字句解析などで内容を判断
> した上で
> リアルサーバに処理を引き継ぎます.
> 
>   そのため,クライアントと LB 間,LB とリアルサーバ間は別のコネクション
>> 処理されることになるため,リアルサーバ側に記録される Source IP アドレス
>> LB のものとなります.
> 
>   一方,Layer-4 ロードバランサがバランシング先を判断するにあたって
> 使用する情報はトランスポート層の情報,つまり Src/Dst IP アドレスや
> Src/Dst ポート番号といった下位レイヤのものになるため,
> 「IP ヘッダだけ見てバケツリレー」ということが出来る訳です.
> # LVS-DR 方式では,リアルサーバからクライアントに直接返送もできます
> 
> 
> > LVS, Ultra Monkey L4 ならば送信元IPアドレスを引き継ぐような事は可能な
>> > でしょうか?
> 
>   上述の LVS-DR 方式であれば,クライアントの実 IP アドレスを
> リアルサーバで記録することができます.
> # LVS-NAT 方式では,LB の IP アドレスが記録されます
> 
> -----------------------------------------------------------
> Shinya TAKEBAYASHI
> 
> E-mail: takeb****@oss*****
> GPG ID: 395EFCE8
> GPG FP: 58B2 B5D0 A692 1BD8 328B  E31E E027 AC35 395E FCE8
> -----------------------------------------------------------
> 
> 
> 仙田 誠 <makot****@imatr*****> wrote in message <<
> 898A4****@imatr*****>>
> *** Subject: [Ultramonkey-l7-users 126] LVS-NATで送信元アドレスを保持す
> る方法
> ***    Date: 2008/04/14 12:28:48
> > お世話になります。アイマトリックスの仙田と申します。
> > 
> > 以前の他の方のメーリングリストのやり取りで Ultra Monkey L7 において、
> > LVS-NAT構成では、送信元IPアドレスを保持して、リアルサーバに接続は
> > できない内容を見つけました。
> >
> http://lists.sourceforge.jp/mailman/archives/ultramonkey-l7-users/200704
> > 22/000062.html
> > 
> > これは、UM-L7の仕様という事でしょうか?
> > 
> > 下記の別のLVS-NATに関するドキュメントでは、送信元アドレスを保持したま
> > ま、
> > リアルサーバに接続しているような説明があるのですが。(本当なのかわかり
>> > せんが)
> > http://www.linuxvirtualserver.org/VS-NAT.html
> > 
> > LVS, Ultra Monkey L4 ならば送信元IPアドレスを引き継ぐような事は可能な
>> > でしょうか?
> > 何か情報をお持ちでしたら、ご教授お願い致します。
> > 
> > _______________________________________________
> > Ultramonkey-l7-users mailing list
> > Ultra****@lists*****
> > http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/ultramonkey-l7-users
> 
> 
> -----------------------------------------------------------
> 

--
Hideaki Kondo





Ultramonkey-l7-users メーリングリストの案内
アーカイブの一覧に戻る