8章 キャッシュ

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キャッシュは出力内容をファイルに保存する事によって、display() 又は fetch() を呼び出す速度を向上させるために使用されます。キャッシュが有効の場合、出力を再生成せずに表示されます。特に処理時間が長いテンプレートは、キャッシュを使用する事で大きく速度が上昇するでしょう。キャッシュされるのは display() 又は fetch() の出力結果なので、1 つのキャッシュファイルが複数のテンプレートファイルや 設定ファイル等で構成されていることもあります。

テンプレートが動的コンテンツの場合、何をどれくらいの期間キャッシュするのか注意が必要です。例えば、Web サイトの一面にそれほど変更されないコンテンツが表示されている場合は、一時間かそれ以上、このページをキャッシュしても問題なく動作するでしょう。一方、一分経過するごとに新しい情報が格納される天気図をページに表示する場合は、このページをキャッシュする事は意味をなさないでしょう。