[Scim-imengine-dev 253] Re: honoka-svn198 を試用しました

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Teppei Tamra tam-t****@par*****
2005年 4月 16日 (土) 04:19:50 JST


 TAMです。

2005 4月 16 土曜日 01:14、UTUMI Hirosi さんは書きました:
> Honoka の Anthy モードでは、文節を切り直すと
> 一部の候補が表示されなくなるようです。

 すいません、ダサくて説明するのも嫌になるようなミスをしていました…orz。

 Rev.200で直ってると思います。修正個所は1文字(汗)です。

> もうひとつ気になるのは、子音の表示がときどき変わることです。
> たとえば "こうらくち" (kourakuchi) と入力しようとして
> "k" を打った場合、あるときは k が赤文字で表示され、
> あるときは 黒バックに白ヌキで表示されます。
> この表示変更の条件は何でしょうか。

 白抜き表示のコードは入れていないです。変換時の注目している
文節は白抜き(と言うか黒地に白字)になるようにしていますが。

 ローマ字変換時は文字か赤色になるようにはしてあります。この機能の
On/Offも指定できるようにするつもりですが。

 で、赤色になる条件なんですが、これちょっと説明すると長くなるんです
けど、正確には子音を赤にしているわけではありません。赤色で表示されて
いる文字はローマ字かな変換において内部で保留されている文字になります。

 ほのか(scim-wnn含む)のローマ字変換は、とりあえず変換パタンの書かれた
テーブルを読み込んで、そのテーブルから保留用のテーブルを内部で作って
います。

 例えば、変換用パタンとして

  ・kya -> きゃ

 と言うのがあった場合、保留用テーブルには

  ・k
  ・ky

 この2つが追加されます。

 そして実際に入力をすると、内部にある小さなバッファに文字がためられます。
そのバッファと上の変換用パタンをチェックしてバッファが「kya」なら「きゃ」に
書き直すと言う処理をやってるわけですが、仮に変換用テーブルで変換でき
なかった場合、次に保留用テーブルとの比較を行います。

 もしも保留用テーブルにマッチした場合、上の例では「k」か「ky」になりますが、
その場合はバッファを保持したまま次の文字を待ちます。

 もしも保留用テーブルと比較してもマッチするものが無かった場合はバッファを
空にして次の文字を待つ、と言うのを繰り返すことでローマ字をかなに直して
います。

 で、本題の赤文字なんですが、赤文字で表示されているのはつまりその
ちいさなバッファにある文字、と言うことになります。ローマ字変換においては
多くの場合子音となるわけですが。

 赤文字での表示がある場合、続けて文字を打つと「その赤文字部分が
別の文字(かな)に変換される可能性があるよ」と言うのを示す意味で
なんとなく付けてみた機能です。



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