QTheora (0.9.0) | 2009-09-09 12:00 |
DirectShow アーキテクチャー上で、Matroska コンテナの Theora/Vorbis コンテンツ 再生を実現する DirectShow フィルターである。
単体の Theora/Vorbis デコーダーのみを実現する場合は、DMO で実装することができるが、 Matroska のパーサーフィルター機能を包含するため、DirectShow フィルターとして実装する。
用途としては、組み込み専用とし、単体フィルターとしては使用できないものとする。そのため、 環境依存の外部フィルターに影響を受けることはない。また、別アプリケーションにおける障害の 原因となることがない。インストール作業も不要である。
DirectShow アーキテクチャーの思想としては、パーサーとデコーダーは別コンポーネントとなる のが普通であるが、アプリケーションへの組み込みを容易にするため、単一のコンポーネントとする。
DirectShow フィルターの実装では、SDK のサンプルとして提供されるフレームワーク ライブラリ (BaseClasses) を用いるのがほとんどであるが、今回は敢えて ATL のみを 使用して独自に実装する。
DirectShow フィルターとして要求されるインターフェイスは、以下の通りである。
フィルターのピンには、以下のインターフェイスが必要である。
その他、サポート用のオブジェクトとして、以下のインターフェイスの実装が必要である。
フィルターは、モノリシック構成とする。入力ピンは持たず、Video と Audio を出力する2つの 出力ピンを固定的に備える。Video, Audio は、デコード済みの非圧縮フォーマットで出力する。 基本的に出力ピンは、レンダラーフィルターに直結されることを想定している。
IMediaSeeking をサポートし、基本的なシーク機能を実装する。
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更新日時: 2009-06-10 16:34:20, 更新者: noumiakira
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