[JM:02779] Re: [POST:DP] Meson meson.1

アーカイブの一覧に戻る
matsuand michio_matsu****@yahoo*****
2021年 8月 1日 (日) 12:28:16 JST


校正確認ありがとうございます。以下返信します。

----- Original Message -----
> From: Akihiro Motoki <amoto****@gmail*****>
> To: Linux JM discussion <linux****@lists*****>
> Cc:
> Date: 2021/7/22, Thu 13:30
> Subject: [JM:02696] Re: [POST:DP] Meson meson.1
...

>> > .\"O The main Meson executable provides many subcommands to
> access all
>> > .\"O the functionality.
>> >
>> > Meson の主となる実行モジュールには数多くのサブコマンドがあり、 これによってあらゆる機能にアクセスします。
>>
>> executable の訳ですが、実行形式 というのはいかがでしょうか。
>
> うーん、 executable は実行可能なファイルということなので、
> 「実行形式」にするとそれは連想できないように思うのですが・・・・
> 以前別のメールでは「実行ファイル」という案を提案したことがあります。

実行ファイルとします。


>> 後の部分ですが、
>>
>> これによりあらゆる機能にアクセスできます。
>>
>> ではどうでしょうか。
>
> 「これにより」「これによって」に関してはコメントはありません。
> 自分としてはどちらでもいいかな。
>
> 「あらゆる」→「すべての」はどうでしょうか。
> 好みの範囲ですが、そこまで文学的ではない自分が読者だった場合、
> 「すべての機能にアクセスできます」の方がわかりやすいかなと思いました。
>
> あと、「アクセスする」がこの用法が日本語として一般的かは分かりません。
> カタカナを使わないなら、「利用できます」「使用できます」でも意味は変わらないと思います。

試訳として、まず以下を見てください。
試訳
主な Meson の実行ファイルには数多くのサブコマンドがあり、
これによりすべての機能の利用が可能です。

ここでもう一段、修正を図ります。
「実行ファイルに..サブコマンドがある」は若干不思議な表現です。
画一的に executable を「実行ファイル」と訳すことをあきらめて
ここでは「実行コマンド」と訳すのが自然に思います。
また「すべて**の**機能**の**利用」と、"の"が続くため、
「すべて」を「全」に置き換えます。

再訳
主な Meson の実行コマンドには数多くのサブコマンドがあり、
これにより全機能の利用が可能になります。


>> > .\"O ----------------------------------------
>> > .\"O .SH The introspect command
>> > .SH "イントロスペクト (introspect) コマンド"
>> > .\"O ----------------------------------------
>> > .\"O
>> > .\"O Meson introspect is a command designed to make it simple
> to  integrate with
>> > .\"O other tools, such as IDEs. The output of this command is
> in JSON.
>> >
>> > Meson のイントロスペクトは、 他のツール、 たとえば IDE などとの連携を簡単に実現するように設計されたコマンドです。
> このコマンドの出力は
>> > JSON 形式です。
>>
>> introspect については、適切な和訳はないと思って良いでしょうか。

まず ribbon さんご指摘への返信として、
introspect の和訳で適切なものは、たぶんないのでしょうね。
オブジェクト指向由来の処理用語で、
「オブジェクト自体に自分のことを説明させる」
といった処理内容であると解釈しています。
強引に日本語訳すると「自己説明」とでもなるでしょうが、
相当不自然です。訳すなら「イントロスペクト」しかないでしょう。


> 全体を眺めた感じでは、セクションのタイトルはコマンド名のように見えました。
> その場合、コマンド名を訳す必要はあるのでしょうか。
> まさか、コマンドが "meson イントロスペクト" になるわけではないですよね?
>
> .SH の訳は「introspect コマンド」で、
> 原文の "Meson introspect" も、訳は "meson introspect" だとまずいのでしょうか?
> その上で、必要なら "introspect" に対してカッコ書きで注釈をつければいいだけだと思います。
>
> このコメントはすべてのコマンドにあてはまると思います。

コマンド名に対する指摘は理解します。
そのご指摘どおりと思います。

ただし思うところを述べておきますと、
まず章タイトルに付された The の意味について。また地の文が
「**Meson** introspect is.. 」と始まっている意味について。
これは「introspect というコマンドや機能は、あちこちにあるが
その中で、Meson においては」、という意義が含まれると解釈します。
その意味では introspect は、コマンド名というよりかは、
そういった機能全般を指すものと捉えています。

そこで「イントロスペクト」のようにカタカナ訳を持ち出したのですが、
introspect のままとするのが、ご指摘どおり適切に思いますので
直します。

なお、上のような解釈から「Meson introspect は」とは訳しません。
「Meson の introspect は」と訳すことにします。

再訳
.SH "introspect コマンド"
Meson の introspect は、 他のツール、 たとえば IDE などとの
連携を簡単に実現するように設計されたコマンドです。
このコマンドの出力は JSON 形式です。


>> > .\"O \fBsearch\fR
>> > .\"O search projects by name
>> > .TP
>> > \fBsearch\fP
>> > プロジェクト名により検索します。
>>
>> 好みの問題かもしれませんが、  名により -> 名で
>
> 私もこの場合は「で」が好みですが、
> 他のコメントを見る限り matsuand さんは「で」を極力避ける主義のようです。
>
> そもそも、"search projects" がメイン部分なので、
> 「プロジェクト名でプロジェクトを検索します」
> 重複を避けるなら「名前でプロジェクトを検索します」のようにも思います。

なんでもかんでも「で」を排除するわけではありません。
自分でしっかりと基準をつくる必要があると感じていますが、
今はまだ感覚的なものです。

当箇所は「で」を用いるものとします。

再訳
プロジェクト名で検索します。


>> > .\"O \fBupdate\fR
>> > .\"O update the specified project to latest available version
>> > .TP
>> > \fBupdate\fP
>> > 指定されたプロジェクトを、 利用可能な最新バージョンによりアップデートします。
>>
>> 最新バージョンにより -> 最新バージョンで
>
> 「で」ではなく「に」ではありませんか?
>
> 「最新バージョンによりアップデートします」は、
> 読んだときに???となりました。

ご指摘のとおりです。

再訳
指定されたプロジェクトを、 利用可能な最新バージョンにアップデートします。



linuxjm-discuss メーリングリストの案内
アーカイブの一覧に戻る