[JM:00275] Re: help2man help2man.1

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長南洋一 cyoic****@maple*****
2011年 5月 14日 (土) 10:40:20 JST


長南です。もう少し続けます。

「これで終わった」と思うと、別のアイディアが浮かんでくるものです。
こだわりから開放されることで、ほかの可能性が見えてくるのでしょう。

赤星さんのメールより [JM:00274]
>
> 私としても訳注を入れるかどうか悩んだところではあります。
>  ただ、ある程度、日本語として完成させたところで patch も含め、
> upstream に投げることを考えておりましたのでその際に「オプションの
> 説明に入る前に EXECUTABLE について補足しておいた方が良いのでは
> ないか?」ということを提案してみます。

開発元と相談して、原文にない文を追加するということですね。
それは、よいことだと思います。また、訳注にするという手も
悪くありません。それが、訳者が追加説明をするときの一番素直な
方法ですから。でも、訳注を入れるのは、(とくに --help の出力の場合)
美しくないと、お感じになるのは、よくわかります。

さて、別のアイディアですが、

1) 
      書式
           help2man [OPTION]... EXECUTABLE
 
      説明
           `help2man'  は `--help' および `--version' の出力を元に
           マニュアルページを生成する。

  ここはそのままにしておきます。そして、「EXECUTABLE  should  accept」
  以下を、

      上記使用法の書式中の EXECUTABLE (すなわち、マニュアル作成の対象に
      なるコマンド) は、  --help や --version というオプションを受け
      入れて .....

  と、--help にも man ページにも対応するようにします。「上記使用法の
  書式中の」は、「上記」だけにすることができるかもしれません。

2) 「説明」で補足訳をやります。

      説明
          `help2man'  は EXECUTABLE (実行可能ファイル) の `--help' と
          `--version' による出力を元にして、マニュアルページを生成する。

   「実行可能ファイル EXECUTABLE の」とする手もあります。
   「EXECUTABLE  should  accept」以下は、EXECUTABLE を先に出します。

      EXECUTABLE (すなわち、マニュアル作成の対象になるコマンド) は、
      --help や --version というオプションを受け入れて .....

   バリエーションがいろいろ考えられます。

   a) 訳注の「(すなわち、マニュアル作成の対象になるコマンド)」を消して
      しまう。
   b) 「EXECUTABLE」を「help2man の引数 (になる) EXECUTABLE」や
      「上記 EXECUTABLE」にする。
   c) 「EXECUTABLE」を消して、「マニュアル作成の対象になる実行可能
       ファイルは、--help や --version というオプションを受け入れて」
       とする。

二つの部分の対応を考えると、どれが一番よいでしょうか。
まあ、すこし冗長なくらいの方が、読者にわかりやすいのですけれど。

以上、ご参考まで。

-- 
長南洋一




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