長南洋一
cyoic****@maple*****
2011年 5月 14日 (土) 10:40:20 JST
長南です。もう少し続けます。 「これで終わった」と思うと、別のアイディアが浮かんでくるものです。 こだわりから開放されることで、ほかの可能性が見えてくるのでしょう。 赤星さんのメールより [JM:00274] > > 私としても訳注を入れるかどうか悩んだところではあります。 > ただ、ある程度、日本語として完成させたところで patch も含め、 > upstream に投げることを考えておりましたのでその際に「オプションの > 説明に入る前に EXECUTABLE について補足しておいた方が良いのでは > ないか?」ということを提案してみます。 開発元と相談して、原文にない文を追加するということですね。 それは、よいことだと思います。また、訳注にするという手も 悪くありません。それが、訳者が追加説明をするときの一番素直な 方法ですから。でも、訳注を入れるのは、(とくに --help の出力の場合) 美しくないと、お感じになるのは、よくわかります。 さて、別のアイディアですが、 1) 書式 help2man [OPTION]... EXECUTABLE 説明 `help2man' は `--help' および `--version' の出力を元に マニュアルページを生成する。 ここはそのままにしておきます。そして、「EXECUTABLE should accept」 以下を、 上記使用法の書式中の EXECUTABLE (すなわち、マニュアル作成の対象に なるコマンド) は、 --help や --version というオプションを受け 入れて ..... と、--help にも man ページにも対応するようにします。「上記使用法の 書式中の」は、「上記」だけにすることができるかもしれません。 2) 「説明」で補足訳をやります。 説明 `help2man' は EXECUTABLE (実行可能ファイル) の `--help' と `--version' による出力を元にして、マニュアルページを生成する。 「実行可能ファイル EXECUTABLE の」とする手もあります。 「EXECUTABLE should accept」以下は、EXECUTABLE を先に出します。 EXECUTABLE (すなわち、マニュアル作成の対象になるコマンド) は、 --help や --version というオプションを受け入れて ..... バリエーションがいろいろ考えられます。 a) 訳注の「(すなわち、マニュアル作成の対象になるコマンド)」を消して しまう。 b) 「EXECUTABLE」を「help2man の引数 (になる) EXECUTABLE」や 「上記 EXECUTABLE」にする。 c) 「EXECUTABLE」を消して、「マニュアル作成の対象になる実行可能 ファイルは、--help や --version というオプションを受け入れて」 とする。 二つの部分の対応を考えると、どれが一番よいでしょうか。 まあ、すこし冗長なくらいの方が、読者にわかりやすいのですけれど。 以上、ご参考まで。 -- 長南洋一