Liferay の入手

Liferay の CE バージョンは、ウェブサイト http://www.liferay.com から無償でダウンロードできます。ページ上部の Downloads リンクをクリックすると、Liferay を入手するにあたり複数の選択肢が提示されます。便利なバンドルや .war パッケージがあり、どのアプリケーションサーバを使うかに応じて自由に選ぶことができます。

Liferay の EE バージョンはサポートサブスクリプションに加入すると提供されます。Liferay バンドルや .war パッケージを入手するためのダウンロードリンクが届くので、どのアプリケーションサーバを使うかに応じて自由に選ぶことができます。

ところで、バンドルとはなんでしょうか? ここでいうバンドルとは、単に、Liferay インストール済みのオープンソースアプリケーションサーバのことです。バンドルをインストールしたい場合、ダウンロードページにバンドルの一覧があります。アプリケーションサーバを用意していない場合は、Tomcat バンドルをダウンロードするのが最適です。Tomcat は最も小さく、最も素直に設定が行えるバンドルだからです。お好みのアプリケーションサーバがある場合は、Liferay Portal で利用できるバンドルの中から、お好きなサーバを選ぶことができます。すべてのバンドルに、Windows 版の Java Runtime Environment が同梱されています。他のオペレーティングシステムをお使いの場合は、Liferay を起動するにあたって JDK (Java Development Kit) をインストールしておく必要があります。

なお、Liferay では WebLogicWebSphere といったプロプライエタリなアプリケーションサーバ用のアプリケーションサーババンドルは提供できません。これは、この種のサーバのライセンスでは再配布が許可されていないためです。ただし、Liferay Portal はこういったアプリケーションサーバでも、オープンソースのアプリケーションサーバとまったく同じように実行できます。これらのアプリケーションサーバへ Liferay をインストールする場合は、.war パッケージを使用する必要があります。

手動でインストールする場合は、Liferay の .war ファイルに加えて、Liferay の依存する .jar ファイルが必要になります。この章では、今日利用出来る主要なアプリケーションサーバに Liferay をインストールする手順を後述します。