MirBSD Korn シェル(mksh) は、活発に開発の続けられているpdksh(Public Domain Korn Shell)の後継版の1つで、対話的利用に優れた機能を擁しつつもスクリプティングに主な力点を置くシェルの開発を目的としている。あまりに知名度の低いものでない限り、ほとんどの*nixライクなオペレーティングシステムに対して移行可能であることを目指している。mkshはOpenBSDとDebianにおける改善点やバグフィックスを盛り込んでおり、MirOSやFreeWRT, MidnightBSDプロジェクトやAndroid向けに開発された拡張機能も採用している。Emacsコマンドライン編集モードはUTF-8対応で、Byte Order Markはスクリプト内では無視される。全てのpdksh, 数種のcsh,AT&T ksh, zsh, GNU bashと同様にmkshは大きなサイズのファイルをサポートし、Bourne shellや(条件付きで)POSIX互換で、array sizeには制限がなく、その他の有用な組み込み関数や機能を搭載している。すでに高速で小さい(機能性の喪失は免れている)シェルではあるが、コンパイル時に与えるフラグによって更に小さくすることもできる。対話シェルは起動時に"~/.mkshrc"を読み込む。