本日、新たに作った辞書データを新規公開しました。 - Georges羅独・独羅、Pape希独辞典 - 聖書(ヘブ希羅英和テキスト、変化形・音声付きヘブライ・希辞典、用語事典3冊) - Thomas Cooper 16世紀羅英辞典 - Halsey, An etymology of Latin and Greek (自前でテキスト化、第一弾!) - Gaffiot羅仏辞典(A部のみ。こちらも自前でテキスト化作業中) http://classicalepwing.sourceforge.jp/ http://classicalepwing.sourceforge.jp/download.html どうぞお試しください。 ====== ★Georges羅独・独羅、Pape希独辞典 Zeno.org ( http://www.zeno.org )がPublic Domainとして公開してるデータを元に - Karl Ernst Georges, Ausfu:hrliches lateinisch-deutsches Handwo:rterbuch (1913/1918) - Karl Ernst Georges, Kleines deutsch-lateinisches Handwo:rterbuch (1910) - Wilhelm Pape, Handwo:rterbuch der griechischen Sprache (1914) をEPWING化しました。 私はドイツ語が(も)全く分かりませんので、特にチェックはしていません。ただし、見やすさのために、改行やインデントを加えました。 ★バイブル・パック 当初、PerseusにあるVulgate(ラテン語)聖書と羅英辞典を組み合わせることを考えていたのですが、ネット上に様々な言語のテキストや辞書データがあるので、使えそうなものを合体して、縦横無尽に検索できるようにしました。 旧約聖書(ヘブライ語、ギリシャ語、ラテン語、英語、日本語) 新約聖書(ギリシャ語、ラテン語、英語、日本語) 2カ国語辞典 聖書専用ヘブライ英語辞典(変化形見出し、発音音声、コンコーダンス付き) 聖書専用ギリシャ英語辞典(変化形見出し、発音音声、コンコーダンス付き) 変化形見出し付きElementary Latin Dictionary 聖書用語事典 W.Smith, Bible Dictionary W.E.Vine, An Expository Dictionary of New Testament Words R.C.Trench, Trench's Synonyms of the New Testament 内容について: http://classicalepwing.sourceforge.jp/dics.html#bible 利用方法と動作画面: http://classicalepwing.sourceforge.jp/usage3.html 聖書テキストの語をクリックすると、変化形見出し付きの辞書や用語事典にジャンプします。逆に辞書の解説から参照テキストへもジャンプできます。 聖書のテキストは、複数言語を並べて表示します。ヘブライ希羅テキストは単語ごとに対応する英訳語も順に表示しますので、おおよその意味を見分けて辞書を引けます。 なお、語学・宗教とも素人の私にはとても手に負えない内容と分量のため、完全ではないことをご容赦ください。 ★Thomas Cooper 16世紀羅英辞典 ある本で、16世紀に羅英辞典が初めて出版されていたことを知りました。今回EPWING化したものは、1584年に出版された Thomas Cooperの Thesaurus Linguae Romanae et Britannicae です(史上2冊目の羅英辞典らしいです)。 今までEPWING化でお世話になっていたPerseus Digital Libraryが関係しているArchimedes Projectのテキストデータを利用しました。ネット上でも参照できます。 http://archimedes.mpiwg-berlin.mpg.de/cgi-bin/archim/dict/hw?step=list&id=d002&max=50 この辞書は、なんと意味が階層構造で説明されていません。英訳付きの例文がずらりと並んでいるだけです。私にはどう使って良いものか、わかりません。 ★ギリシャ語・ラテン語の語源本 英語やラテン語の語源について調べていて、 Halsey, An etymology of Latin and Greek (1889) http://www.archive.org/details/etymologyoflatin00halsuoft を見つけました。 百年以上前の本なので、現在の語源学・比較言語学でどれほど正当なのかは私には分かりませんが、似た意味を持つ語をグループごとにまとめた単語帳として眺めると、大変興味深いです。 http://classicalepwing.sourceforge.jp/dics.html#halsey こちらにいくつか例を挙げてあります。 この本については、初めて自前で電子テキスト化しました。しかし単語数が数千件と少ないので、著作権の切れた英語語源辞典の一つである E. Weekly, An etymological dictionary of modern English (1921) http://www.archive.org/details/etymologicaldict00weekuoft/ の電子テキスト化を始めました。1年くらいで何とか完走したいです。 ★Gaffiot羅仏辞典(A部のみ) フランス語は(も)全く分かりませんが、Gaffiot羅仏辞典の挿絵は時々参照します。 http://fr.wikisource.org/wiki/Livre:Dictionnaire_Gaffiot_Latin-Fran%C3%A7ais_1934.djvu こちらのサイトで電子テキスト化をしているのですが、OCR読み取り後のチェックは12ページで止まったままです。再開しそうにないので、自前でチャレンジしてみることにしました。 http://digital-gaffiot.sourceforge.net/ ひとまずA部(202ページまで)についてテキスト化しましたので、そのEPWING版を試作品として公開します。 ラテン語部分については、Whitaker's WORDSのデータを元にスペルチェックしてありますが、それ以外は手を加えていません(OCRのチェック機能のみ)。 いろいろ改良すべき点がありますが、挫折しないように続けていきます。 今まで公開したものに増して、理解せずに作ったものばかりです。 改良点などありましたら、メールや掲示板 http://sourceforge.jp/forum/forum.php?forum_id=18877 までご連絡いただければ幸いです。