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charactorbot (v1.07.000)2014-01-11 18:05

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キャラボットの今後の運営方針について

はじめに

この度のキャラボットのGoogle App Engineの規約に抵触している問題につきまして、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。結論から先に申し上げますが、@sifueの管理しているアプリケーション、charactorbot2〜charactorbot94までを2010年11月7日(日曜日)中(14日から変更)に削除することになりました。なお、オープンソースのキャラボットを自分でデプロイ*して利用して頂く分には問題ありません。今後も使い続けたい方は、各自で自分のためのサービスをデプロイして頂くようお願いします。なお、以下にこのように至った経緯について書いていきます。

(*デプロイとは、キャラボットなどのアプリケーションをWeb上にアップロードすること。http://sourceforge.jp/projects/charactorbot/releases/ よりデプロイのためのファイルがダウンロード可能)

今回の問題のいきさつについて

2010年10月27日 日本時間の午前9時頃に、GoogleのIkai Lanさん(@ikai http://twitter.com/ikai )より以下のメールを貰いました。

内容は、

自分のアプリケーション群が、Google App Engineの規約のセクション4.4 「複数のアプリケーションを一つのアプリケーションに振舞うように開発してはいけない、あるいは、複数のアプリケーションを費用を避けることを意図して開発してはいけない」というものに違反している、というものでした。
加えて、「アプリケーションを一つにまとめ、追加したものは削除してください。もしこれが間違いならば、あなたが何をしたのか返信してください。何も連絡しないならば24時間以内にこれらのアプリケーションを全て削除します。」という警告も付け加えられていました。


Hi,
Your applications are in violation of section 4.4 of the terms of service:

http://code.google.com/appengine/terms.html

You are using multiple applications as a single application to stay under the free usage quota. Please consolidate your applications and disable the additional applications. If you believe this message is in err, please respond to this email and describe what you are doing. If I do not hear from you within 24 hours, the applications will be disabled permanently.
--
Ikai



このような状況がGoogleで検出された理由としては、恐らく自分がキャラボットのバージョン1.3.8において、全てのアプリケーションが中央となるサーバーに、アプリケーションの生存通知をするという機能を実装したためと考えられます。この機能は、他の方がデプロイしたキャラボットのボット作成数の余りを自動的に情報収集し、ボットを作りたい方に提供するサービスを作れればなと考えて、布石として作った機能でした。

そして昨日のうちにセクション4.4 「複数のアプリケーションを一つのアプリケーションに振舞うように開発してはいけない、あるいは、複数のアプリケーションを費用を避けることを意図して開発してはいけない」の前半の部分に当たる、中央となるサーバーに生存通知をする機能を廃止したバージョン1.3.9をリリースし、27日の夜10時にIkai Lanさんにこの対応の内容を返信をしました。

そして、返答が返って来たのが、28日の朝8時。同じく複数のキャラボットのアプリケーションの管理をしている@key_coffeeさんに返信がありました。

内容は、

「明らかに全てのアプリケーションが同じ機能を提供しています。一つのアプリケーションに集約して他は消してください。」

というものでした。


It's clear that all the applications are providing the same functionality.
Please collapse them into a single application and delete the extra ones.

--
Ikai



この連絡をうけまして、今後もGoogleのサービスを使わせてもらいたい自分としましては、自分が複数のアカウントで立てていたアプリケーションcharactorbot2〜charactorbot94までを再来週の2010年11月7日(日曜日)中(14日から変更)に削除することにしました。(その前にGoogleに削除される可能性もあります)

@sifueの管理している残すアプリケーションと移行に関して

残すのはcharactorbotだけとします。なお、オープンソースのこのボット作成サービス キャラボットのソースの公開及びデプロイ用パッケージの配布はこれからも続けて行きます。ですので、ユーザーさんが自由に自分で内容を改変してキャラボットのサーバーを立てて頂き、そちらに移行した後、続けて頂く分には構いません。

なお、charactorbot2〜charactorbot94の削除に際しましてv1.3.10というバージョンを出しました。このバージョンでは今までバックアップの取りにくかった返信の投稿内容を簡易的なJSON形式にて全表示する機能をつけておきました。これで、ボットの設定内容のほとんどを簡単にファイルにバックアップできるようになると思います。ぜひ自分でデプロイしたアプリケーションへの移行へ役立てて頂ければと思います。

他の方が管理されているアプリケーションに関して

他の方が管理されているサーバーに関しては他のサーバーの管理者の方針にお任せします。削除の対応は、自分の管理しているアプリケーションのみに関しての対応となります。

他の管理人さんに関してですが、これからもキャラボットのソースは自由に改変してデプロイして使って頂ければと思っています。今のところユーザーさんが変更するのはappengine-web.xmlの内容とCharactorbot.htmlぐらいかもしれませんが、そこを編集するだけでも十分に自分独自のアプリケーションとして運用していると言えると考えています。ただ、それらを複数のアプリケーションにデプロイする際には、規約に抵触していることを理解して頂ければと思います。

なぜ課金サービスを提供しないのかに関して

ちなみに、このキャラボットを一つのアプリケーションで課金してやればよいじゃないか、という話もあるかもしれませんが、内部的に使ってるGAEのTask Queueに実行数の制限のために、無料のQuotaでは69ボット、有料課金状態にしても690ボット(開発当時の調査で690ボット - 現在はそれ以外のTaskQueueの同時実行制限に引っかかり、大体1000前後が限度)までしか運用できないことが分かっています。もしTask Queueの制限がなくなれば有料サービスとして運用するかもしれません。ただ現状、課金してもスケールできないというこの状況のために、このようにアプリケーションを複数使って公開したのがすべてのはじまりでした。

最後に

今まで多くの方に使っていただいていた自分の運用していたアプリケーションのユーザー様、本当に申し訳ありません。ぜひ、今度は自分でアプリケーションをデプロイしてこのキャラボットを利用して頂ければと思います。これからも、キャラボットはGAEやその他のライブラリの更新に合わせてバージョンアップし、機能も拡張して行きますので、どうぞよろしくお願い致します。

この度は多大な迷惑をおかけしたことを、再度お詫び致します。

2010年10月28日 吉村 総一郎 Soichiro Yoshimura (@sifue)