[Anthy-dev 356] uim 0.2.3 released

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TOKUNAGA Hiroyuki tkng****@xem*****
2004年 1月 6日 (火) 03:22:25 JST


uim 0.2.3をリリースしました。

uim 0.2.3は以下のURLからダウンロードできます。

http://freedesktop.org/Software/UimDownload/uim-0.2.3.tar.gz
md5sum: e420f6bcbff03392f3cb02eb128c8155  uim-0.2.3.tar.gz

0.2.2からの変更点は以下の通りです。

* helper-toolbar
 - ポップアップメニューが画面からはみ出さないようにした。
 - メニューから現在のモードを変更できないバグを修正。

* scm/generic.scm
 - 改行を入力できる様にした。

* uim-anthy
 - ツールバーのメニューからカタカナモードに変更できないバグを修正。

* uim-tutcode
 - propertyに対応(木原 英人さんによります)

 ヤマケンさんのdocumentation patchも当ててあります。というか、そろそろ
ちゃんとドキュメント書かねば…。


 求む凄腕というjapan.linux.comの記事 (*) にanthyやuimの話がちらっとでて
きています。uimの紹介は「Anthyのフロントエンドuim」となっていて、ちょっ
と (´・ω・`)ショボーン です。

(*) … http://japan.linux.com/opensource/04/01/04/1858244.shtml

 uimはたしかにAnthyのフロントエンドで"も"ありますが、それよりもむしろ、
アプリケーション側(というか、OSやGUIツールキット)から見えるAPIの統一と
いう点に意義があります。しかし、八田さんが「Anthyのフロントエンドuim」と
書くぐらいですから、まだまだ説明が足りていないということなのでしょう。

 uimはレイヤーでいうと現在のXIMを置き換えるものですが、サーバーではなく
単なるライブラリです。「なぜサーバーを置き換えるのにライブラリなの?」と
いうのが人々を混乱させる原因の1つなのではないか、と今これを書いていて思
い当たりました。というわけで、思い当たったので、なぜライブラリなのかを説
明します。

 それは単に、共有ライブラリで必要十分だからです。XIMが設計された時代に
はメモリ容量を節約したいとかこれからはネットワーク透過性だとか、そういっ
たサーバー/クライアント方式を取るに足る理由があったのだと思いますが、
PDAですら64MBのメモリを積む現在では多少のメモリの節約は大した意味を持た
ないし、今となってはサーバー/クライアント方式を取る理由は特にない、と言
い切っちゃっていいと思います。というわけで、uimはライブラリなのです。

 うわー、説明短いな。


-- 
徳永拓之



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