Tasuku SUENAGA
a****@razil*****
2008年 3月 3日 (月) 14:44:49 JST
末永です。 SEN_SNIP_COPY_TAGは内部利用のため設定したフラグですが、 確かに外部から利用できたら嬉しいですよね。 (特に各種言語バインディング開発では便利だと思います) 正式に対応したいと思います!! Akihiro YAMANOI さんは書きました: > 山野井です。 > sen_snip_open()関数のバグ報告です。Senna-1.1.1で追加された > SEN_SNIP_COPY_TAGフラグを指定した際の挙動に関してです。 > > [発生した環境] > ・CPU: VIA C3 > ・メモリ容量: 512MB > ・ハードディスク容量: 160GB(空き100GB) > ・OS: CentOS4.4 > ・uname -aの結果: Linux localhost.localdomain 2.6.9-42.0.10.EL #1 Tue Feb > 27 09:24:42 EST 2007 i686 i686 i386 GNU/Linux > ・Senna: 1.1.1 > ・gcc: 3.4.6 > > [起こっている問題] > sen_snip_open()関数は、flags引数にSEN_SNIP_COPY_TAGフラグを指定しても > defaultopentag及びdefaultclosetagを複製せずに保持します。 > (lib/snip.c:388行目辺り) > > しかし、sen_snip_close()関数は、SEN_SNIP_COPY_TAGフラグが立っている場合 > 保持しているdefaultopentag及びdefaultclosetagに対しSEN_FREE()を呼びます。 > (lib/snip.c:432行目辺り) > > 上記が原因で、senna外部で確保した変数が意図せず解放されてしまいます。 > > > [再現方法1] > char *openTag = calloc(9, sizeof(char)); > memcpy(openTag, "<strong>", 8); > openTag[8] = '\0'; > > sen_snip *snip = sen_snip_open( > sen_enc_utf8, SEN_SNIP_COPY_TAG, > 100, 1, > openTag, strlen(openTag), > NULL, 0, > NULL > ); > sen_snip_close(snip); > free(openTag); > ---- > (実行結果) > セグメンテーション違反です。 > ---- > と表示されました。呼び出し側で確保した文字列変数openTagが > sen_snip_close()内部で解放されてしまい、呼び出し側のfree()は > エラーになります。 > > > [再現方法2] > char *openTag = calloc(9, sizeof(char)); > memcpy(openTag, "<strong>", 8); > openTag[8] = '\0'; > > sen_snip *snip = sen_snip_open( > sen_enc_utf8, SEN_SNIP_COPY_TAG, > 100, 1, > openTag, strlen(openTag), > openTag, strlen(openTag), /* 同じ変数を与える */ > NULL > ); > sen_snip_close(snip); > ---- > (実行結果) > *** glibc detected *** double free or corruption (fasttop): 0x0a5b8c48 *** > アボートしました > ---- > と表示されました。sen_snip_close()内部でopenTag変数が2重に > 解放されてエラーが発生します。 > > > sen_snip_close()にデフォルトタグ文字列の解放処理が記述されていましたので、 > sen_snip_open()内で文字列を複製していないのは不具合なのではと思い、ご報告 > させて頂きました。 > > バグではなく仕様上あえてこうなっていましたら、上記報告は私の勘違いです! > ご確認頂けると嬉しいです。 > > よろしくお願いいたします。 --- Tasuku SUENAGA <a****@razil*****>