[Pythonjp-checkins] [wiki.python-doc-ja] push by - Edited wiki page LaTeXBuild through web user interface. on 2011-02-15 11:14 GMT

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pytho****@googl***** pytho****@googl*****
2011年 2月 15日 (火) 20:15:08 JST


Revision: f20c606816
Author: anywa****@gmail*****
Date: Tue Feb 15 03:14:55 2011
Log: Edited wiki page LaTeXBuild through web user interface.
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?repo=wiki&r=f20c606816

Modified:
  /LaTeXBuild.wiki

=======================================
--- /LaTeXBuild.wiki	Fri Feb 11 04:41:44 2011
+++ /LaTeXBuild.wiki	Tue Feb 15 03:14:55 2011
@@ -8,11 +8,14 @@

  そのため LaTeX を利用するのには、LaTeX本体に加えてマクロやフォント、周辺 
ツールをまとめた teTeX, TeXLive, MikTeX, W32TeX 等 TeX ディストリビューショ 
ンがよく利用されます。

+# 実際、sphinx が生成する LaTeX ファイルからビルドするためにはいくつかのマ 
クロ集(パッケージ)が必要です。
+
+
  しかし、多くの TeX ディストリビューションは前述の pTeX や日本語のマクロ、周 
辺ツールを含んでいないため、
  それらを扱うための日本語パッチ集が配布されています。
+
  これが、pteTeX や pTeXLive です。
  また、TeXLive 2010 からは pTeX が含まれるようになったので日本語が扱えます。
-(TeXLive 2010 は ptexlive の全てがとりこまれたわけではないようなので PDF  
に日本語フォントを埋め込むのに設定がいるかもしれません。)

  少なくとも、これらの TeX ディストリビューションは日本語が利用できます。
    * ptetex2
@@ -22,12 +25,75 @@
    * texlive2010

  || Linux ディストリビューション || 利用できる 日本語 TeX パッケージ ||
-|| CentOS ||  ||
-|| Ubuntu ||  ||
-|| Fedora ||  ||
+|| CentOS || なし(UTF-8 対応×, dvipdfmx がない) ||
+|| Ubuntu || なし(UTF-8 対応×)||
+|| Fedora ||  なし(UTF-8 対応×)||
+|| Vine || task-texlive ||
+ということで、あまり日本語 TeX 環境は充実していないようです。
+
+なので、Linux で sphinx の日本語 PDF をビルドできるようにするためには、 
ptetex か ptexlive をビルド、texlive 2010 をインストールするのがよさそうで 
す。
+
+また、Vine Linux は ptexlive の rpm を作成しているので、Fedora, CentOS な 
ど rpm を利用するディストリビューションなら rpm を移植する手もあるかもしれま 
せん。

  == フォントの設定 ==
-
+=== 欧文フォント ===
+たとえば、こんなフォントが使えます。
+[http://www.tug.dk/FontCatalogue/ The LaTeX Font Catalogue - Front Page]
+
+例えば、Palatino フォントが使いたければ、conf.py に
+{{{
+latex_elements = {
+        ...
+        'fontpkg': r'\usepackage{palatino}'
+        ...
+}
+}}}
+と書きます。
+TeX ディストリビューションにフォントパッケージが含まれていない場合は別途イ 
ンストールが必要です。
+
+=== 和文フォント ===
+PDF だけに限定すれば、dvipdfmx の設定によって埋め込むフォントを決めるのが一 
般的だと思います。
+
+例えば、フォントを埋め込まない(環境によってフォントが変わります、ファイル 
サイズも若干小さい)場合は、
+/usr/share/texmf/dvipdfmx/dvipdfmx.cfg に
+{{{
+f noEmbed.map
+}}}
+と書いて、
+/usr/share/texmf-local/fonts/map/noEmbed.map に
+{{{
+rml  H !Ryumin-Light
+gbm  H !GothicBBB-Medium
+rmlv V !Ryumin-Light
+gbmv V !GothicBBB-Medium
+}}}
+と書けば埋め込まれないはずです。
+! を書くと埋め込まれません。
+
+IPA フォントを埋め込む場合には
+/usr/share/texmf/dvipdfmx/dvipdfmx.cfg に
+{{{
+f ipa.map
+}}}
+にして、
+/usr/share/texmf-local/fonts/map/ipa.map に
+{{{
+rml     H       ipam.ttf
+rmlv    V       ipam.ttf
+gbm     H       ipag.ttf
+gbmv    V       ipag.ttf
+}}}
+と書いて、
+/usr/share/texmf-local/fonts/truetype/ 以下に
+ipam.ttf, ipag.ttf の名前でシンボリックリンクを貼っておき、
+管理者権限で
+{{{
+ # texhash
+}}}
+を実行すれば、以降 IPA フォントが埋め込まれた PDF が作成されるはずです。
+
+
+/usr/share/texmf は環境に依存するかもしれません。

  == nightly build ==
  nightly build 環境




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