早い話がファイラー。エクスプローラのようにグラフィカルにぺったんRのデータを閲覧・操作できる。一覧表示で見渡して、選んだファイルを閲覧する。ファイルには一覧表示と詳細表示の機能が必要。
キャビネットはぺったんRがどんなページ遷移をするのが理想的かをわかりやすく示した貴重なサンプル。 ただし、ぺったんRの仕様を正しく反映しているとは限らないのですり合わせが必要となる。
キャビネットにはリストとファイルの2種類のアイテムが表示される。
ファイルは1件のデータ。リストは複数のファイルを束ねたデータで一般的なファイルシステムでは、ディレクトリと言われるものである。
ぺったんRはほんの少しだけリッチなので、ファイルごとに表示される内容が違うこともある。リストにはディレクトリとフォルダとショートカットがある。ファイルには作家、コミック、素材など様々な種類がある。この種類によって表示すべき内容が少しずつ変わる。例えば素材を表示するときはクレジット情報が表示される。
ファイルは読み取りと編集と実行の三つの動作ができる。
読み取り権限がなければ、ファイルは一覧に表示されず、それを無理に表示しようとしても権限エラーが出る。編集権限がなければ、ファイルを更新あるいは削除することはできない。実行権限がなければ、ファイルを実行することはできない。この辺はUnix系のOSとよく似た動作となる。
ファイルをクリックした時のデフォルトの動作は「実行」となる。実行すると関連付けられたアプリケーションによりファイルが開く。
表示、編集、実行の他にプロパティ表示がある。ぺったんRはデータを漫画に組み替えて表示するwebアプリなので、漫画表示だけでは詳細なファイル情報を見る手段がない。これは一般的なOSには無いので注意が必要である。
ファイルの実行で最も分かりやすい例は「コミックの実行」である。コミックのタイトルをクリックした場合、ユーザーの希望としては「漫画を読みたい」である。しかし、タイトルのクリックに「漫画を読む」を割り当ててしまうと、コミックのプロパティ表示をすることができなくなってしまう。
実素材画像のように読み取り権限があっても画像だけは表示できないケースもある。
読み取り権限については、ログイン中のアカウントと作家活動を行っているかどうかのフラグなどを組み合わせて判定するので、モデルごとに判定処理を書かなければならない。
編集権限については、コンテンツのオーナーかどうかで判別する必要がある。モデルごとに判定処理を書かなければならない。
一覧に含まれるすべてのアイテムを表示する。ただし、読み取り権限のないファイルは表示されない。
リストにはリモートフォルダとローカルフォルダとショートカットがある。
ぺったんRのデータ構造が気に入らなければ自由に組み合わせてもいいが、ユーザが混乱しないように、公式なルートとそれ以外のルートを見分けられるようにしておくべきだと考えて分けた。一覧表示では共通して次のように表示する。
ぺったんRサーバ上のコントローラである。通信してデータを取得する。rails的なurlと同じ構造
ぺったんRのディレクトリ構造を無視して自由にリンクを作成できる。ぺったんRのAPIでは「ある作家のコミック一覧」を表示するには、作家の詳細ページから進まなければならないが、キャビネットでは「コミックを読みたい」→ 「どの作家の? 」といった具合に、通常のAPIとは違ったパスからたどっていくことができる。機能別や逆引きでフレンドリーなUIを目指す。
クライアントが独自に構成するディレクトリへのリンク。これをクリックしたときは必ずリモートフォルダに移動する。
リッチなクライアントでは「状態」を保持しておくことができる。「コミックを読みたい」→ 「どの作家の? 」といった遷移は厳密に言えばリンクでは無い。どちらかといえば「条件を絞り込み」機能である。上記の例で言えば、 「コミック一覧が欲しい」けど条件があって「特定の作家だけに限る」リストを表示してね。といった具合になる。
ファイルは次のように一覧表示される。
ただし、ファイルによっては、これだけのルールでは対応できないことがあるので、個別にカスタマイズすることもできる。
パス情報を使ってリソースのファイルデータを機械的に表示する。
ファイルを実行すると、アプリケーションが起動される。アプリケーションといっても複雑なものではなく、ほとんどのファイルはちょっと豪華な詳細ページが表示されるだけである。ただし、詳細ページに表示される情報はそれなりに複雑なので、アプリケーションは一つ一つ作成しなければならない。
コミックファイルを実行したとき、起動するアプリケーション。コミックを読むことができる。
コマファイルをクリックしたときに起動するアプリケーション。コマを漫画の形で見ることができる。