チケット #41106

源ノフォントの vpal で詰まってくれない

登録: 2021-01-04 23:56 最終更新: 2021-01-10 10:48

報告者:
担当者:
(未割り当て)
チケットの種類:
状況:
オープン
コンポーネント:
(未割り当て)
マイルストーン:
(未割り当て)
優先度:
5 - 中
重要度:
5 - 中
解決法:
なし
ファイル:
1

詳細

源ノフォントで縦組みした際に GPOS の vpal を使うと、各グリフの高さが全角のままで詰まってくれないようです。

* 環境

  • LuaHBTeX, Version 1.12.0
  • luaotfload 2020-12-31
  • luatexja 2021-01-03

* フォント

  • 源ノ明朝 1.002
  • 原ノ味フォント 20210102

以下のソースで試しました。 源ノフォントの vert のみと +vert;+vpal とで「ちょっと」の部分の高さが同じになります。 また、+vert;+vpal はグリフの位置がおかしいように見えます。

  1. \documentclass[tate,paper={297mm,210mm}]{jlreq}
  2. \begin{document}
  3. \tfont\f=SourceHanSerif-Regular:jfm=propv;+vert
  4. \f
  5. 源ノ明朝Regular
  6. \hbox{\tate\vrule ちょっと\vrule +vert}
  7. \tfont\f=SourceHanSerif-Regular:jfm=propv;+vert;+vpal
  8. \f
  9. \hbox{\tate\vrule ちょっと\vrule +vert;+vpal}
  10. \tfont\f=HaranoAjiMincho-Regular:jfm=propv;+vert;+vkna
  11. \f
  12. 原ノ味明朝Regular
  13. \hbox{\tate\vrule ちょっと\vrule +vert;+vkna}
  14. \tfont\f=HaranoAjiMincho-Regular:jfm=propv;+pwid;+vert
  15. \f
  16. \hbox{\tate\vrule ちょっと\vrule +pwid;+vert}
  17. \end{document}

チケットの履歴 (3 件中 3 件表示)

2021-01-04 23:56 更新者: trueroad
  • 新しいチケット "源ノフォントの vpal で詰まってくれない" が作成されました
2021-01-10 10:48 更新者: h7k
コメント

とりあえず症状の確認はしています.しばらくまともに検証できていないのですが,

  • vpal だと luaotfload はグリフの voffset を変える
  • LuaTeX-ja の縦組み位置補正の処理では,voffset を考慮した高さ・深さの処理をしていなかった

という点はあります. ただ,じゃあ 2 点目(voffset の考慮)だけで治る気もしないので,いずれ時間が取れたときに luaotfload の内部処理を調べてみることにします.

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