チケット #34340

\inhibitglue や サイズ変更コマンド後の \lastbox

登録: 2014-09-18 20:04 最終更新: 2015-10-28 17:43

報告者:
担当者:
チケットの種類:
状況:
オープン [担当者決定済み]
コンポーネント:
(未割り当て)
マイルストーン:
(未割り当て)
優先度:
3
重要度:
5 - 中
解決法:
なし
ファイル:
なし

詳細

次のコードを走らせてみました:

%#!luajitlatex
\documentclass{ltjsarticle}
\begin{document}
\hbox{\hbox{A}\inhibitglue\setbox0=\lastbox\typeout{\the\wd0}}
\hbox{\hbox{A}\Large\setbox0=\lastbox\typeout{\the\wd0}}
\end{document}
(documentclass を jsarticle になおして)pLaTeX でタイプセットさせると どちらの \typeout も 7.50002 pt を出力しますが,LuaTeX-ja だと 0.0 pt になってしまいます.

なお,現在の挙動にはすぐに説明がつきます:

  • \inhibitglue は挿入箇所を示すための whatsit ノードを追加します.
  • jsarticle の \Large は xkanjiskip を設定しますが,その設定過程で スタック管理用の whatsit ノードを追加します.

どちらも現在のリストの最後の whatsit を追加してしまうため,\lastbox が それによって正しく動かなくなる,というわけです.

チケットの履歴 (2 件中 2 件表示)

2014-09-18 20:04 更新者: h7k
  • 新しいチケット "\inhibitglue や サイズ変更コマンド後の \lastbox" が作成されました
2015-10-28 17:43 更新者: h7k
  • 優先度5 - 中 から 3 に更新されました
  • 担当者(未割り当て) から h7k に更新されました

添付ファイルリスト

添付ファイルはありません

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