On Sat, Jul 3, 2021 at 2:40 PM matsuand <michio_matsu****@yahoo*****> wrote: > > matsuand です。 > 校正確認ありがとうございます。以下返信します。 > > ----- Original Message ----- > > From: ribbon <jm****@ribbo*****> > > To: Linux JM discussion <linux****@lists*****> > > Cc: > > Date: 2021/6/27, Sun 20:56 > > Subject: [JM:02559] Re: [POST:DO] GNU autoconf 全manファイル計7つ(autoconf.1) > ... > > > .\"O [\fI\,OPTION\/\fR]... > > [\fI\,TEMPLATE-FILE\/\fR] > > > > .SH 書式 > > > > \fBautoconf\fP [\fI\,OPTION\/\fP]... > > [\fI\,TEMPLATE\-FILE\/\fP] > > -------------- > > ここが違うのが気になります。 > > po4a の仕様、という捉え方で居ます。 > あくまで po4a 処理結果であり、 > 間違っても手修正したものではありません。 > > \fB は、ボールド指定、 > \fI は、下線つき、 > \fP は、フォント指定を1つ前のものに戻す、 > \fR は、フォント指定を標準のものに戻す、 > ・・・だそうです。 > > > > 結果を標準出力します。そうでない場合は \&'configure' に出力します。 > > -> > > 結果を標準出力に、そうでない場合は \&'configure' に出力します。 > > 旧訳、新訳ともに、さほど本質的な違いが感じられません。 > 他表現との兼ね合いで、変化を持たす意味で、旧訳としてもよく、 > 新訳としてもよく、切り替えて用いたらよいようなレベルと解釈します。 > > それよりも再度、当箇所を見直し、以下のような訳にしようと思います。 > (「そうでなければ」という言い回しが、あまり適当ではないとの判断) > > 原文 > Output is sent to the standard output if TEMPLATE\-FILE is given, > else into 'configure'. > 再訳 > TEMPLATE\-FILE が指定された場合は、結果を標準出力します。 > TEMPLATE\-FILE がなければ、'configure' に出力します。 > > > > .SS オペレーションモード > > -> > > .SS 動作モード > > 修正します。 > > > > 可搬性に関する問題 > > -> > > 移植性に関する問題 > > 修正します。 > > > 不十分なツールに関連した可搬性に関する問題。 > > -> > > 不十分なツールに関連した移植性に関する問題。 > > 修正します。 > > > 環境変数 'M4' と 'WARNINGS' は優先処理されます。 > > -> > > 環境変数 'M4' と 'WARNINGS' が使われます。 > > 原語の honored の意味は、直訳では「尊重される」であり、 > WARNINGS においては、 > 「warning に関する指定がオプションで指定されても、 > 環境変数 WARNINGS が設定されていれば、オプションを > 無視して、環境変数の方が優先的に採用される」 オプションというのは --warnings のことであっていますか? そうだとすると、環境変数の方が優先されるというのは違うと思います。 autoconf-2.71 の info にはより詳しい説明がありますが、 そこでは以下のように書かれています。 The enviroment variable ‘WARNINGS’ may also be set to a comma-separated list of warning categories to enable or disable. It is interpreted exactly the same way as the argument of ‘--warnings’, but unknown categories are silently ignored. The command line takes precedence; for instance, if ‘WARNINGS’ is set to ‘obsolete’, but ‘-Wnone’ is given on the command line, no warnings will be issued. これによると、--warnings と環境変数 WARNINGS が両方指定されていた場合、 コマンドライン --warnings にょる指定が優先される、と書いてあります。 原文は、基本的にはコマンドラインの warning category の説明があって、 その節の最後に The environment variables 'M4' and 'WARNINGS' are honored. とあるので、 ここの訳としては「環境変数 M4 と WARNINGS も参照される」くらいでしょう。 「も」は言葉の成り行きで使っているだけなので、気にしないでください。 このマニュアルにおける honored は、この環境変数が設定されていれば、 その内容も見るよ、くらいの意味だと思います。 コマンドライン→環境変数 の順に参照される場合にこの表現はよく見ます。 also も付いていることが多いですが。 > M4 の場合は(これは m4 プログラムを指定する変数であり) > 「環境変数 M4 が設定されていなければ、デフォルトの m4 > をプログラムとして利用し、設定されていれば、それを > 優先して利用する」 > という意味です。 この解釈は共有できるでしょうか。 > > このことを前提としたときには > 「使われます」では、本義のニュアンスを表していないと思います。 > あとは「優先処理されます」が適当な表現かどうかという > ところです。