[JM:00283] Re: gnumaniak と coreutils について

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Akihiro MOTOKI amoto****@gmail*****
2011年 5月 24日 (火) 02:38:51 JST


赤星さん

元木です。こんばんわ。

help2man の翻訳の方は議論をまだ catchup できていません _o_

このような自動化の仕組みは興味があります。
JM への取り込み方は考える準備として、
何をしているのか知りたいと思い、まずは軽くのぞいてみました。

At Sat, 21 May 2011 01:43:54 +0900 (JST),
Yasumichi Akahoshi <yasum****@vinel*****> wrote:
> 
>   お世話になっております。赤星です。
>   さて、man-pages-ja に含まれている manual/gnumaniak のディレクトリに含
> まれているコマンドについては、多くのディストリビューションで coreutils
> に移行されているコマンドであり、現状と結構合わない状態になっているのでは
> ないかと思っております。頃合いをみて配布パッケージに含めないようにしてい
> く方向が良いのではないでしょうか。

gnumaniak は coreutils などの manpage が十分でなかった頃に、
個人の力で作られた manpage だと認識しています。
今となっては gnumaniak が時代遅れな点は同意見です。

>   ただ、現状では coreutils の manpages は含まれていないという問題があり
> ます。ですが、他の manpage と同様、翻訳した manpage を配布パッケージに含
> めるというのは、メンテナンスの観点で不適切だと考えております。
>   coreutils の manpage は、help2man を利用して生成されており、各コマンド
> の --help および --version オプションの出力、必要に応じて追加となる原稿
> から生成されております。同じような仕組みで日本語 manpage を生成する方が
> 労力が少ないのではと思います。

最初の文は JM に coreutils の manpage がないという意味で
合っていますでしょうか。

manual の生成方法を upstream と合わせていくのは非常に現実的で、
労力も削減できるので、よい選択肢だと思います。

>   そこで coreutils の日本語 manpages を生成するツールを試作してみました。

以下のようにして変換されるようですが、合っていますでしょうか。

- 基本的には、--help と --version の出力がそのまま man になる。
  (--help の未翻訳部分は coreutils/po/ja.po に訳を追加することで対応する)
- 追加のセクションが必要な場合は *.h2m で定義
  (coreutils 向けの *.h2m を提供するのが jman-coreutils の役割)

coreutils が --help から自動変換しているのは知っていましたが、
こういう仕組みだったのですね。興味深かったです。

> # もし、ご賛同頂けるようでしたら、JM Project の正式リポジトリとして作成
> # いただけると幸いです。
> 
> [ToDo]
> ・追加原稿の未訳解消
> ・生成する manpage を configure のオプションで変更可能にする

JM のリポジトリにもフォルダを作成したいと思います。
取り込む場合、どの部分を commit するのがよいか相談させて下さい。
変換後のものだけを取り込む手もありますが、
jman-coreutils の管理はどうするのがいいのかなとも思いまして。



本件とは直接関係ないのですが、
coreutils-8.10 を持って来てコンパイルしたものを実行すると、
対応する ja.po があるのに、英語の文がそのまま表示されるものが
いくつかありました。例えば、du だと以下のようになります。
私の環境 (Ubuntu 11.04) の環境の問題でしょうか。
(libc6 2.13-0ubuntu13, gettext 0.18.1.1-3ubuntu1)

# 自分でも変換してみようとして、出力が赤星さんのものと違うので
# なぜだろうと思い、気付きました。

------------------------------------------------------------
motoki @ ubuntu:1> ./du --help           [~/work/JM/coreutils/coreutils-8.10/src]
使用法: ./du [OPTION]... [FILE]...
  又は:  ./du [OPTION]... --files0-from=F
ファイル毎のディスク使用量を集計する。ディレクトリは再帰的に処理する。
(中略)
Display values are in units of the first available SIZE from --block-size,
and the DU_BLOCK_SIZE, BLOCK_SIZE and BLOCKSIZE environment variables.
Otherwise, units default to 1024 bytes (or 512 if POSIXLY_CORRECT is set).
(以下略)
------------------------------------------------------------

以上です。
-- 
Akihiro MOTOKI <amoto****@gmail*****>




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