[JM:00106] Re: [POST:RO] GNU_findutils find.1

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長南洋一 cyoic****@maple*****
2011年 1月 14日 (金) 12:36:44 JST


長南です。

ご意見、ありがとうございます。

ふと気がついたのですが、man の著者が変な文章を書いているわけ
ではなく、わたしが誤読していたようです。

> >    -printf format
> >     True; print format on the standard output, interpreting `\'
> >     escapes and `%' directives.
> >         ...
> >     The escapes and directives are:

わたしは、これを「A を B として解釈する」の意味に取っていました。
しかし、interpret をその意味で使うときは、interpret A as B と
as を入れるのが普通なようです。

著者は interpreting "\ escapes" and "% directive" と言っている
のではないでしょうか。そう考えると、まったく筋の通った文章に
なります。「バックスラッシュ (による) エスケープと、パーセント
書式指定子を解釈する (この場合なら、認識して、変換するぐらいの
意味でしょう)」。こちらの可能性が高いような気がしてきました。

パラグラフ全部を書き直してみます。

   -printf format
       真を返す。標準出力に format を出力する。そのとき、format 中の
       '\' によるエスケープシーケンスと、'%' に始まる書式指定子を
       認識して変換する。フィールドの幅や精度は、C 言語の 'printf'
       関数と同じやり方で指定できる。フィールドの多くは、%d ではなく、
       %s として出力されることに注意していただきたい。すなわち、
       フラグが期待通りに効かないかもしれないのだ。だが、それはまた、
       '-' フラグ (フィールドを強制的に左揃えにする) が使えるという
       ことでもある。 -print とは違って、-printf は文字列の末尾に
       改行文字を付加しない。バックスラッシュによるエスケープ
       シーケンスと、書式指定子は以下のとおりである。

「'\' によるエスケープ」とか、「バックスラッシュによってエスケープ
される文字」などという表現も考えられますけれど。

-- 
長南洋一




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