長南洋一
cyoic****@maple*****
2010年 12月 15日 (水) 10:54:52 JST
長南です。 もう一度ドラフトとして投稿しました。 「テスト式」「アクション式」を「判別式」「アクション」に してみました。emacs で機械的に置き換えたので、まだ「テスト」が 残っている箇所があるかもしれません (あえて「テスト」のままに した箇所もあります)。文脈がおかしくなったところがないか、 ざっと見ていただけると、助かります。 「述語」は「動作語」「操作語」なども考えて見ましたが、 そのままにすることにしました。オプションもテストもアクションも 検査対象に対して何らかの操作をすることですから、元木さんが operator とおっしゃったのも理解できます。そこで「動作語」 「操作語」なのですが (動作や操作は「述語」にも通じると思います)、 さすがにそう訳してしまう度胸はありませんでした。 「The link count of directories which contain entries which are hard links to an ancestor will often be lower than they otherwiseshould be.」 は、大谷さんのせっかくのご意見に逆らうことになりますが、 「本来なら」の方を使いたいと思います。 「ディレクトリがその中に上位ディレクトリへのハードリンクである エントリを含んでいる場合は、ディレクトリのリンク数が、本来なら そうなるはずの数よりもたいてい少なくなるものだ」 さっと読んだときにあまり抵抗なく受け入れてもらえる文章だ 思うのですが (原文とはすこしずれるとしても)、やっぱり どこかおかしいでしょうか。 「Although this behaviour may be somewhat confusing, it is unlikely that anybody actually depends on this behaviour.」 は、 「これはかなり紛らわしい動作かもしれないが、 find のこの動作を 本気で当てにしている人もいないことだろう」 でお茶を濁しました。 それから Linux ではハードリンクが作れないことについては、 「Linux や BSD 系 Unix のようにディレクトリへのハードリンクを 作成できない Unix もある。その場合は、上記のハードリンクに関する 解説は当てはまらない」という訳注をパラグラフの後に付けました。 -atime, -ctime, -mtime については、元木さんのおっしゃるように、 「n 日前ならば、真を返す」にしました。 -anewer file なども、思い切って書き変えてしまいました。 こんな具合です。 -anewer file ファイルの最終アクセス日時が、file の内容更新日時よりも 新しければ 、真を返す。引数 file がシンボリックリンクで、 しかも -H や -L オプションが有効になっている場合は、 リンク先のファイルの内容更新日時が比較に使用されることになる。 side effect は「付加的な作用」でまあよいでしょうね。 例によって、一週間ぐらいで校了にしたいと思います。 「やっぱり、こっちの方がよい」ということがありましたら、 年末でお忙しいでしょうが、どんどん反論をお寄せください。 歓迎します。 それから、わたしはコンピュータについて基本的な知識がないので、 迷っている箇所について「その理解でいいよ」とおっしゃって いただけるだけでも、非常に助かります。 -- 長南洋一