[jbug-trans 446] Re: プロセスとコミュニケーション

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Noriko Mizumoto norik****@redha*****
2007年 4月 5日 (木) 10:17:15 JST


水本です

Shigeaki Wakizaka wrote:
> 脇坂です。
> 
> 水元さん、はじめまして。
> よろしくお願いします。協業楽しみにしています。
こちらこそ、よろしくお願いします。
> 
> 僕も小林さんに便乗して、気になっている順に質問/確認させて
> ください。
> 
> 1.翻訳方針
> 
>    小林さんの確認したがっていることと一緒かどうか
>    わかりませんが、例えば、正確さ、統一具合、スピード
>    を最優先で行う、とか何かあるのかなぁと興味があります。
>    (逆に、多少時間かかってもいいから、技術調査は徹底している、とか)
JJBugさんの翻訳方針とほぼ同じようです。
翻訳方針ではないのですが、翻訳スピードとしては1時間で250ワードを目安にし
ています。
必要に応じて調査にはかなり時間をかけることもあります。1行翻訳するのに、
調査が半日かかることもしばしばです。一番、泣かせられるのは原文自体がよろ
しくない場合です。文法が誤っていたり、50ワード以上がえんえんと続いていて
何が言いたいのかわからない、とかですね。最終手段はライターに問い合わせま
す。なんだかグチになってきてしまいますのでこのへんで次に。

> 
>    私自身、jjbugの翻訳の参加させてもらう際に
>    単なる翻訳だけでなく、その技術の習得、情報交換も目的のひとつ。。。
>    といった部分がうたわれていたので即メールしたような
>    ものなので。
> 
> 2.翻訳(校正)人数
> 
>     ひとつの文書をひとりで翻訳ってすることありますか?
>     (逆にひとりでは、絶対やらないとかのルールってあったりしますか?)
ルールはないです。個人的には1ブックをひとりで全部やる方が全体を理解でき
るのでやりやすいと思っています。しかし、大きなブックになると時間的な制約
もありますから分担することになります。校正についてです。私たちは査読(ま
たはプルーフリーディング)と読んでいます。ざっと読んで誤字がないか、出力
や体裁に問題がないかという作業は毎回行います。この他に、品質を確認するた
めのQA的な査読があります。これは時間的な制約でカットされることもありま
す。ここまではひとりの翻訳者が通しで行っています。
ブックによって、技術者が別途に査読を行ってくれるものもあります。
> 
> 3.現行のコミュニケーション
> 
>     テクニカルな確認と、翻訳は別の人が行っていますか?同じ場合も
>     ありますか?別の場合はやっぱりメールでのやりとりですか?
原文(英語)の技術的な確認はライターの責で行っています。このため、ライター
は開発者と共同作業を行っています。訳出するのに困ったとき、ライターや技術
者、開発者に聞くこともあります。近くにいれば聞きに行きますし、チャットに
いればチャットで、いずれもだめならメールです。自分はおばかな質問をするこ
とがあるのですが、みな快く答えてくれます。
> 
> 4.システム化
> 
>     翻訳自体にシステム化している部分ってありますか?
>     実際やってて、くだらないミスとか、訳語のバラツキを抑えるのに
>     簡単なeclipse pluginとか作ろうかなぁーって、たまに、
>     思ったことがあったもので。(例えば、jjbug用語辞書を登録して、
>     カーソルあてると表示されたり、コード補完のように英単語うつと
>     変換されたり、一括翻訳とか)
自分で作成したわけではないのでうまく説明できているか不安なのですが、xml
ファイルからpoファイルに変換するツールでは繰り返し使われている文字列は自
動置換されます。このため、1回訳すとpoファイル自体に出てきません。また、
多くのタグを隠してくれるので、誤ってタグをいじってしまうことがなくなり、
タグを気にせず翻訳自体により多くの時間をかけられるようになりました。
jjbug用語辞典を登録できると便利そうですね。何か作成されましたら、ぜひぜ
ひ教えてください。

水本
> 
> 以上です。
> 
> くだらない質問/言い回しがありましたらごめんなさい。
> 
> よろしくお願いします。
> 
> 脇坂
> 
> -----Original Message-----
> From: japan****@lists*****
> [mailto:japan****@lists*****] On Behalf Of
> Noriko Mizumoto
> Sent: Monday, April 02, 2007 3:43 PM
> To: japan****@lists*****;
> japan****@lists*****
> Subject: [jbug-trans 437] Re: [japan-jbug 301] Re: プロセスとコミュニケー
> ション
> 
> 水本です。
> このメールから japan-jbug-translators に移行します。
> 
> Toshiya Kobayashi wrote:
>> こんにちは、小林です。
>>
>> ぼちぼち時間が取れそうなので、
>> ぜひ協業パイロットに参加したいです。
> ありがとうございます、よろしくお願いします。
>> 質問です。
>> RedHatさんとして、
>> 社内で翻訳を完結させたいドキュメントがあったりするでしょうか?
> Red Hatのプロセスは今までみなさんが貢献されてきたプロセスと異なるかもし
> れません。
> これは、今後、複数の言語に翻訳していく、翻訳作業の効率化や再利用を図るな
> どのプランを実現していくために有効なプロセスだと考えています。これにご同
> 意いただきご参加くださる場合に、社内や社外と一線を引くべきではないと思っ
> ています。すべてのドキュメントを協業で進めていけるような体制をつくれたら
> と思います。
> 
> 一方、Red Hatのプロセスを強要するものではありませんので、今までとおりに
> 最新のバージョンをフローズさせずに進行して頂くことになんら支障はありません。
> 
>> 個人的にはJBoss Application Server Guide(旧admin&devel guide)
>> がやりたいのですが。。。(パイロットでやりたいというわけではないです)
> 恥ずかしながら全ブック名の一覧もきちんと把握していないのですが、これはAS
> のInstallation Guide, Getting Started Guide, Clustering Guide, Server
> Configuration Guide 一式ということでしょうか? 見当はずれの質問をしている
> ようでしたらお許しください。
>> あと、RedHatさんの翻訳方針、訳語集などは
>> 公開可能でしょうか。
> 翻訳方針とはどのようなものをさしていますか?
> 社内的に使用している訳語集は非常に基本的なもののみになります。公開できる
> ようなシステムを摸索中ですが、リソース不足のため実現していません。すでに
> JJBUGで翻訳をされている方々で共有されている訳語集、方針などありました
> ら、ぜひ教えてください。
> 
> 水本
> 
>> よろしくお願いします
>>
>> 07/03/30 に Noriko Mizumoto<norik****@redha*****> さんは書きました:
>>> 皆本さん & ALL
>>>
>>> まずは、プロセスの概要をお知らせします。ご質問、ご意見などあると思います
>>> のでそれらに答えさせて頂きながら進めて行くというのはどうでしょうか。
>>>
>>> [Red Hat のプロセス]
>>> 1. 最新のソースファイルを別のレポジトリにとりこみフローズする
>>> 2. このフローズしたバージョンをpoファイルに変換する
>>> 3. poファイルで翻訳作業を進めるRe: [japan-jbug 299] Re: はじめまして、水
>>> 本です
>>> 4. 翻訳が完了したらツールチェーンにてPDF/HTMLを生成する
>>> 5. 査読を行い、必要であればpoファイルに修正をかけ再生成する
>>> 6. ファイナルとしたPDF/HTMLを公開する
>>>
>>> poファイルで作業することにより、次回更新の作業時に自動的にマージを行って
>>> 前回の翻訳の多くの部分を再利用することができます。 現在、上記1.のレポジ
>>> トリは外部からのアクセスができませんが、このプロセスでよろしければアクセ
>>> ス可能なレポジトリを設けてテスト的にいくつか移行することができます。
>>>
>>> [コミュニケーション]
>>> Red Hat翻訳チームとしては水本が担当させて頂きます。
>>>
>>> よろしくお願いします。
>>>
>>> 水本
>>>
>>>
>>> Fusayuki Minamoto wrote:
>>>> 水本さん
>>>>
>>>> 皆本と申します。
>>>> RedHat/JJBugの共同の翻訳プロジェクトは是非成功させたいと考えています。
>>>> よろしくお願いします。
>>>>
>>>> 翻訳作業については、プロセスとコミュニケーションの両方の進め方を検討した
>>>> 方がよいと思います。特に、ボランティアベースの作業とプロの翻訳作業では
>>>> スピード間等にかなりのギャップがあると思われるので、進め方やコミュニケー
>>>> ションのとり方が重要かと思われます。
>>>>
>>>> ■プロセス作成手順(案)
>>>> 1) RedHatのプロセスをJJBugに教えてもらう
>>>> 2) そのプロセスに乗るうえでの課題を抽出
>>>> 3) 課題の対策を立案
>>>> 4) パイロットプロジェクトで実践
>>>> 5) 課題があればステップ2に戻る。
>>>> 6) RedHat/JJBug翻訳プロセス作成完了
>>>>
>>>> パイロットプロジェクトとしては、ゼロから開始するよりも、すでに
>>>> JJBugで翻訳が進行しているものをベースにするのがよいと思います。
>>>>
>>>> ■コミュニケーション(案)
>>>> ・翻訳のテクニカルな議論や翻訳方針・進め方の議論はMLが基本
>>>> ・RedHat翻訳チーム/RedHat K.K/JJBugの窓口担当を決めておき、
>>>> この3者で困りごとの調整、翻訳作業の推進をする。
>>>> ・MLベースの作業だと返信がなかったり、進捗がわからなかったりするので
>>>> 相互の作業状況の「見える化」を検討する。
>>>>
>>>> ってなところでしょうか。
>>>>
>>>> 一度、RedHat K.K/JJBugでミーティングをしたほうがよいでしょうね。
>>>>
>>>> Miki
>>>>
>>>> Noriko Mizumoto wrote:
>>>>> はじめまして
>>>>>
>>>>> Red Hat 日本語翻訳者の水本です。
>>>>> コミュニケーターとして何かお役に立てればと参加を希望します。
>>>>> とはいえ、JBOSSについての知識は浅く、状況を把握しようと学んでいる最中で
> す。
>>>>> つきましては、先輩諸氏の御力をぜひお借りしたくよろしくお願いします。
>>>>>
>>>>> 「JJBugメンバーがこれらの翻訳文書の校正や、翻訳そのものの作業にも参加で
>>>>> きるように検討する。実際に校正や翻訳を共同(Red Hat/JJBug)でやってみ
>>>>> て、プロセスを決めていくのが良い。」
>>>>> どこから、どのように進めて行けばよいでしょうか?
>>>>>
>>>>> 水本
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