individual password generator の使い方



しんでしまうとはなさけない

↑まずはソフトを起動します。
右は最新版の画面です。操作方法は同じです。メニューは通常は隠れてますが、マウスを近付けるか、 Alt キーで展開されます。

サイトにはパスワードを使うサービスを後から見て分かる名前を付けて置きます。 WWW なら URL そのものでも良いし (サイト以下のパス名があっても OK)、愛称とかでも良いです。
でも、オススメは対応を覚えなくて良いアドレスですかね。

ユーザーにはユーザー名、アカウント名、 ID とかそういうものを記入します。

パス・フレーズ欄は普通は空白にしておきます。ここに書いたものはファイルに保存できますが、保存しちゃうと安全ではありません。パス・フレーズは後でパスワードを生成する時に動的に入力する方法があります。
システムが発行したパスワードを使わないといけないとか、そういう場合に登録しておきます (この場合は以下の方式は raw にしておくべきでしょう)。

塩には適当な文字を入れておきます。塩だけを変えることで、サイトやユーザー名が同じでも、別のパスワードを生成することができます。
「あqswでrtgyふじこl」みたいなのでも毎回ランダムに変わる (?) ので良いと思います。


方式はパスワードを生成する方式を選びます。デフォルトの SHA-1 で特に変えなくても良いと思います。
文字種はパスワードに含まれる文字を選びます。
ただし、今のところ方式と文字種欄の内容はファイルに保存されないので、前に選んだものを自分で覚えておかないといけません。 → 1.0 版では保存できるようになりました。

文字数は生成するパスワードの長さです。そのシステムに登録できる、最大の長さを設定しておくと良いと思います。


全部設定したらメニューの操作を選ぶとパスワード生成の開始です。
パス・フレーズは通常はここで入力します。
パス・フレーズというのは、途中に空白を含んでも良い長目のパスワードのことです。本当に内緒にしておくべきものです。

パス・フレーズを入力すると、サイト、ユーザー、今入力したパス・フレーズ、塩を使ってパスワードを求まります。


パスワードが生成されることが分かったら、入力した内容を保存しておきます。

保存されました。
今保存した内容を読み込んで、ちゃんと保存されているかを確認してみます。


一旦、新規を選んで入力した内容を消します。
もちろん、起動し直しても OK です。


開いてみます。

大丈夫そうですね。
パス・フレーズは空にしておいたので、空のままになっています。
生成されたパスワードは保存されていません。

それでは、もう一度パスワードを生成してみましょう。
パス・フレーズはさっき入力したのが表示されていますが、これはファイルに保存されていたものじゃなく、アプリが覚えているものです。
もし "新規" ではなくてアプリを起動し直した場合は、ここは空になっています。
同じパス・フレーズを別のサイトで使うのが簡単ということです。
同じパス・フレーズを使っても異なるパスワードが生成されます。

さっきと同じパスワードが生成されました。

念のため、生成されたパスワードの強度をチェックしても良いですね。
これは MS のページ http://www.michttp://www.microsoft.com/japan/protect/yourself/password/checker.mspx最強のパスワードになっています。
ただし、生成されたパスワードが偶然弱いものになる可能性があります。
その場合は塩を変えて別のパスワードを作ってみましょう。
ちなみに、上のパスワード・チェッカーは大丈夫だと思いますが、別のサイトで一度でも使ったパスワードは使わない方が良いでしょうね。
チェックに使ったパスワードは誰かに見られている可能性があるということです。
塩を変えて再度生成すれば OK です。
あと、保存したファイルには何も秘密の情報が含まれていませんし、ファイルの内容だけからはパスワードを生成することもできません。
よって、このファイルは安全に共有・配布・公開することができます。
例えば、メールや自分のホーム・ページに置いておけば、いつでもどこでもアクセスしてパスワードを生成することができます。
ただし、本当に公開してしまった場合、あなたがそのサイトのアカウントを持っている (かも知れない) という情報は開示されてしまいます。飽くまで可能性ですが。