joshua4
joshu****@nichi*****
2003年 6月 29日 (日) 16:49:11 JST
宮原先生、若村様 ワールドファイルのGLOBALBASEへの登録方法を一つ書いてみました。若村さん。 これを登録して下さいね。先に青木さんに送った4点以上のマッピングの方法も 合わせて登録して下さい。 森 ひろひさ ===== Worldfile のGLOBALBASEへの登録の仕方。 森 洋久 一つの座標系に一つまたは複数ワールドファイルを張り付ける方法。 1. そのワールドファイル用の座標系を作る。 これは、以下のサンプルをサーバのxldocs以下のディレクトリのどこかへコピーし、 書誌情報を書き換える。 ==== サンプル ==== <?xml version="1.0" encoding="EUC-JP"?> <coordinate> <meta> <bib xmlns:gb="xlp://isjhp1.nichibun.ac.jp:8080/gb_metadata"> <gb:title type="text" data="宜野湾オルソ航空写真"/> <gb:creator type="text" data="宜野湾市教育委員会"/> <gb:content.period type="W3C-DTF" data="1999-01-01 /"/> <gb:issue.period type="W3C-DTF" data="2003-06-01"/> <gb:property type="gb-prop" data="test"/> </bib> <file type="e2d"/> <mr> ((26.0km 21.0km ) (34.0km 30.0km )) </mr> <v> <resolution> 2dot/km </resolution> </v> </meta> </coordinate> ==== サンプル終わり ==== 以上のサンプルでbibの中身(書誌情報)は出来るだけ書き換えてください。ただ し、その中身の意味は、 gb:title この座標系、および座標系に載っている情報のタイトル gb:creator このデータを作った団体および個人 gb:content.period この座標系に地理情報の内容の日付(内容年代) gb:issue.period この座標系、および地理情報をglobalbaseサーバに登録した日付 (発行年代) gb:property GLOBALBASEの分類による地理情報分類符号:現在は以下の通り base : ベースマップ plot : プロット情報 photo : 写真(航空写真、衛星写真) test : テスト用 <mr> ... </mr> の中身は、この座標系の範囲です。この座標系の座標値で範囲を 計ります。座標系の種類は、ワールドファイルを変換する場合は、そのワールドファ イルの載っている公共座標系と同一であると考えるのが一般的です。従ってこの値 は、その公共座標系座標値に基づきます。 ((南西X座標 南西Y座標) (北東X座標 北東Y座標)) となります。 <v> <resolution> ... </resolution></v> はズームしていったときにこの座標系 が表示されはじめる拡大率をディスプレイ対実体長の比率で表します。1 - 2 dot/km くらいが適当でしょう。 以上をセットアップし、上記ファイルを、 xldocs/ortho/ginowan/ginowan.crd へセーブしたとします。 2. Worldfile の変換 上記xldocs/ortho/ginowanと同じディレクトリにワールドファイルを保存してくだ さい。たとえば、以下のような感じです。.tfw / .tif はワールドファイルです。 bash$ ls ginowan.crd ginowan-.tfw ginowan-.tif bash$ そうしたら、このディレクトリをワーキングディレクトリとして、変換をおこない ます。 bash$ xl worldfile.xl - - / direct tif m ginowan.crd .... bash$ としてください。するとワーキングディレクトリにあるすべてのtifワールドファ イルがginowan.crd に張り付けられます。 worldfile.xl は、ワールドファイルコンバート用スクリプトファイルです。 - - は、エラー表示もするという意味です。以下、このコマンドの意味は、 xl worldfile.xl - - / direct [イメージデータ拡張子] [worldfile座標値単位] [張り付け(マップ)先座標系URL] となっています。 direct : direct とcsvの二種類が指定できますが、この場合はdirectです。 [イメージデータ拡張子] : イメージデータの拡張子を与えます。現在は、tif と jpgです。すると、*.tif , *.jpgにヒットするファイルを探しこれをイメージデー タファイルと解釈します。また、それらの拡張子をtfwに変えた名前のファイルを ワールドファイルと解釈します。 [worldfile座標値単位] : worldfileの中身の6つのパラメータの単位を与えます。 通常はmでしょう。 [張り付け先座標系URL] : 1.節で作ったファイルを指定します。ここに、 xlp://gbs.kyoto-archives.gr.jp/ortho/ginowan/ginowan.crd とフルパスのURLを 指定することもでき、この場合はサーバを越えて張り付けることが出来ますが、あ まりおすすめしません。 以上で、ワールドファイルを使った地理情報ができあがりました。 3. 上記地理情報をGLOBALBASEネットワークに結びつける。 2.までの作業では発信可能な地理情報ができあがりましたが、これだけでは単なる 独立した一つの地理情報にしかすぎません。GLOBALBASEにすでにアップされている 他の地理情報と接続するためには、どれか一つ、すでにアップされている座標系と マッピングする必要があります。ここでは、上記ginowan.crd を日文研の, xlp://isjhp2.nichibun.ac.jp:8080/kokudo/coord/15.crd とマッピングする方 法を示し ます。 方法は簡単で、上記ディレクトリに、ginowan.map という以下のファイルを作れば 良いです。 ==== マッピングサンプル ==== <map> <meta> <file type="xl"/> <src> ginowan.crd </src> <dest> xlp://isjhp2.nichibun.ac.jp:8080/kokudo/coord/15.crd </dest> <dp> 1 </dp> </meta> <point-map> a1 <list> 0 0 </list> <list> 0 0 </list> </point-map> </map> ==== マッピングサンプル終わり ==== この例では、src = ginowan.crd から、dest = xlp://isjhp2.nichibun.ac.jp:8080/kokudocoord/15.crd へマッピングするという 意味です。src とdestが逆さでもかまいません。 次に、point-map ... はマッピングするポイントを指定するタグです。上記では、 srcの座標値(0 0) をdestの座標値 (0 0) へマッピングするということを言ってい ます。この点マッピングにa1と名付けています。複数の点が在る場合はこの名前を ひとつひとつ変えていきます。ただし4点以上のマッピングは若干異なる方法をと ります。 4. サーバへの登録 以上の作業が終わったら、同じワーキングディレクトリで、 bash$ xl makefile.xl - - を実行します。エラーが発生せずに終了したら、すべてのデータがGLOBALBASEから アクセス出来るようになります。ただし実際に見られるようになるまでに、数分か かる場合もあります。