中村 和博
kazu1****@crono*****
2005年 11月 1日 (火) 18:44:10 JST
こんばんわ 中村 です。 trunkで開発、branchで安定版というのはCVSではごく普通な開発形態だと思いま す。trunkからbranchに反映するの事も可能だと思います。 一度、branchを取り出し、trunkの反映したい範囲の前後のタグを用いて差分を マージするという感じになるかと思います。たしか面倒だったという記憶があり ます。たしか”みかまま”さんのCVS本にその具体的な方法が載っていたと記憶 しています。 入門CVS 大月美佳著 秀和システム 出版 ただtrunkからbranchに反映する事ってそうあるのでしょうか?? branchは安定板で、trunkが開発版であるなら、開発が一段落し安定性を確認し た段階で段階でタグなりbranchなりを新たに起こすほうが良いのではないでしょ うか? 安定した時点でそれまでの差分を既存のブランチにマージしてしまったのでは過 去の安定版に対してFixが必要となった場合対処がむずかしくなりませんか? 私はtrunkで開発をすすめある程度安定した段階で安定版としてバージョンをつ けたタグを付けています。もし安定版で不具合がでて修正が必要となった場合に は、前述のタグを利用してbranchを起こし、branchに対して修正を行います。 もしbranchで致命的な不具合を修正した場合には、その修正をtrunkに反映しま す。 branchを元に修正すれば一度は安定性を確認している為、修正前後の安定性検証 を最小限にできます。また必要最低限の修正を行うため不安定になる要因を減少 させることが出来ます。もしtrunkでバグをFixした場合、開発が進むにつれコー ドが過去の安定版とかけ離れてしまい、マージどころか結局新たに起こしなおす ような羽目になるかもしれません。また開発版は安定しているとは言いがたく、 その差分を安定版に反映することは不安定にさせる事に他ならないと思います。 特に市販の製品を考えた場合(特に組み込みでは)、安定版として一度製品を出 荷した後にマイナーFIXを数回行って出荷されることは良くあることです。 この場合市場に出回る安定版といわれるものが複数あるわけですから、それぞれ に専用のbranchを持っておく方が不具合検証の上でも不具合対応のうえでも好都 合だとおもいます。場合によっては複数のbranchに修正を反映しなければ成らな い事も生じますが・・。