フォーラム: 開発 (スレッド #32146)

ローカライゼーションに向けた作業 (2012-05-07 00:40 by syatsuzuka #63659)

ADempiere WikiのLocalization Guideの翻訳を進めました。
(粗めに翻訳しているので、ちょっと読みにくいかもしれません)

<http://www.adempiere.com/Ja/Localization_Guide>

ここで書いてあることは、大きく以下のようです。

・Localizationとしては、翻訳作業と、勘定科目の整備が必要
・翻訳には以下の方法がある。
-アプリを通した直接設定
-Launchpadを用いた翻訳ファイル作成
-翻訳メモリ(?)を使って、XMLにエクスポートし、OmegaT等を用いたテキスト編集
・勘定科目は国ごとに違うため、専門家の協力が必要

launchpadに翻訳定義がされていない部分がある、とのことで、きっとXMLファイルをXMLエディタで直接編集されたことが予想されますが、用語が多数あることから、部分的な翻訳の修正を対応できるように、Launchpadでの協働作業の運用方針を日本のコミュニティとして整備していければ、と思います。

勘定科目については、ちょうどこの間の姥貝さんからのタクソノミーの話を参考に、JIS勘定科目ではなく、XBRLも意識して、金融庁整備のタクソノミーを参考とするのがいいのかもしれませんね。
直近としては、USの勘定科目を日本でしっくりくる科目におきかえるだけで、いいと思いますが、将来的には、タクソノミーで定義されているような業界ごとのCOAファイルの整備や、ADempiereにおける、日本会計基準設定のフィージビリティ (Accounting Schemaをどのように設定すべきか)、について、今後の勉強会でも確認を進めて行きたいと思ってます。

個人的には、翻訳、COA整備、日本向けの会計ルール設定 (Accounting Schema設定)の他、下記がローカライゼーションの主な候補として挙げられるものと思ってます。

-固定資産関連 (減価償却の税制改訂対応。とりあえずはGLでの手動仕訳作成でしのいでもらう必要がありそうです)

-給与計算関連 (社会保険の法制度改訂対応。給与計算の利用にはまだ色々と壁があるかと思いますが)

-各種帳票関連 (ほとんどはnice to haveであるため、コミュニティとしては開発手順の文書化を取り組み、そこから先はユーザもしくは、SIerが周辺ビジネスとして対応すればいいような気がしています)

追って、グローバルの掲示板にも、他の国ではどのようなローカライゼーションのための追加開発をしているのか、聞いてみようと思ってます。(もちろん、他の方から問いかけを投げて頂いてもかまいません)

ただ、非営利のコミュニティの活動で、これらの開発責任をコミットすることは現実的でないため、コミュニティとしては、できることのできる範囲での対応になるかと思っています。
本格的なビジネスでの利用に向けては、上述したような法制度改訂への対応の他、過去のメジャーバージョンに対する、継続的な品質担保も併せて、周辺ビジネスでの対応が必要になってくるものと、個人的には考えています。

コメント等ございましたら、お気軽に書き込みお願いします。

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