チケット #34285

登録: 2014-09-06 18:39

最終更新: 2016-06-18 18:00

PDF 出力と ISO 32000-1:2008 非準拠問題

報告者:(匿名)担当者:(未割り当て)
優先度:5 - 中マイルストーン:(未割り当て)
チケットの種類:バグ重要度:5 - 中
コンポーネント:(未割り当て)状況:完了
解決法リマインド

チケットの詳細

luatex-ja のデフォルトの設定では和文フォントは明朝体は Ryumin-Light、ゴシック体は GothicBBB-Medium という名前で非埋め込みとなるようで、実際の PDF 出力にはこれらのフォントが利用されます。ここでエンコーディング (CMap) には Identity-H が使われるのですが、ISO 32000-1:2008 では非埋め込みフォントに対する Identity-H/Identity-V の使用は禁止されているようです:

"The Identity-H and Identity-V CMaps shall not be used with a non-embedded font. Only standardized character sets may be used."

これらの記述は Adobe から出版された過去の PDF のバージョンにはないようです。

ちなみに Adobe Acrobat も同様の問題を抱えています。実際、Adobe のサイト

でも Acrobat 9/X で和文フォントを非埋め込みにすると Identity-H が使用されてしまうことが読み取れます。Acrobat XI でも設定で「最小ファイルサイズ」にすると和文フォントは非埋め込みとなり CMap には Identity-H が用いられてしまうようです。

Adobe にはバグとして報告済みで(返答は期待できない)、ISO にも過去の PDF のバージョンと非互換ではないのかと問合わせ中です。

luatex-ja のデフォルト出力も ISO 32000-1:2008 に非準拠な状態となっているようですので報告いたします。

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チケットの履歴 - 5 件中 3 件表示 [古い履歴も表示する]

2014-09-06 18:39 更新者: None

  • 新しいチケット "PDF 出力と ISO 32000-1:2008 非準拠問題" が作成されました

2014-09-06 19:16 更新者: h7k

コメント

報告ありがとうございます.


とりあえず,デフォルト和文フォントを変える手段として,luatexja.cfg を使うことが出来ます. 例えば,luatexja.cfg を以下の内容で作成すると,非埋め込みの Ryumin-Light, GothicBBB-Medium は用いず, 代わりに IPA 明朝と IPA ゴシックを埋め込むようになります.

\def\ltj@stdmcfont{IPAMincho}
\def\ltj@stdgtfont{IPAGothic}

2014-10-13 15:32 更新者: h7k

  • 解決法なし から リマインド に更新されました

コメント

デフォルトの和文フォントを IPAex フォントに変更した,20141013.0 をリリースしました.
# 「非埋め込みフォントに対して Identity-H が使用される」問題自体にはまだ対処できていませんが…….

2014-11-23 18:59 更新者: h7k

  • 重要度7 から 5 - 中 に更新されました
  • 優先度7 から 5 - 中 に更新されました

2016-06-18 18:00 更新者: h7k

  • チケット完了時刻2016-06-18 18:00 に更新されました
  • 状況オープン から 完了 に更新されました

追記/更新 #34285 (PDF 出力と ISO 32000-1:2008 非準拠問題)

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