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翻訳作業の手順の表示

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ファイル情報

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ルート
ファイル名
how-to-translate
最終更新
2002-05-16 22:52
種類
HTML
作成者
Koichi Yamamoto
概要
Tcl/Tkコアなどのマニュアルを翻訳するための作業手順を説明します。
言語
日本語
翻訳する

翻訳作業の手順

CVSに入っているTcl/TkマニュアルやREADMEなどの英語文書を日本語に翻訳するには、 以下の手順で作業を行ってください。

  1. Tcl/Tk日本語チームのプロジェクトに参加する
  2. CVSからファイルをコピーする
  3. 作業ファイルを編集する
  4. 編集した作業ファイルをCVSに格納する

それでは、順に詳しく説明していきます。 なお、ここでは、オリジナルの英語文書が改版されたときの作業手順やTcl/Tkコア以外のモジュールを新たに追加するための作業手順については説明しません。これらについては、他のプロジェクト文書、あるいは今後作成していくプロジェクト文書の中で説明します。

1. Tcl/Tk日本語チームのプロジェクトに参加する

CVSにあるTcl/Tkマニュアルを編集して格納できるようになるためには、まずTcl/Tk日本語チームのプロジェクトに参加することが必要です。 参加したい方は、Tcl/Tk日本語チームのプロジェクト管理者にメールでその旨をお知らせください。 または、Tcl/Tk日本語チームの翻訳メーリングリストに加入して、そこで参加の意思を表明しても構いません。 プロジェクト管理者はあなたの参加を喜び、素早くプロジェクトメンバーの登録作業を実施することでしょう。 もし、SourceForge.jpにアカウントをまだ作っていないようでしたら、先にアカウント登録を行ってください。

2. CVSからファイルをコピーする

Tcl/Tk日本語チームのプロジェクトメンバーに登録されたら、次は翻訳作業を開始するための準備を行います。 つまり、SourceForge.jpにあるCVSリポジトリからモジュールをチェックアウトして、あなたの作業用マシンにファイルのコピーを作成します。 チェックアウトのやり方はここに説明されている通りですが、もう少し具体的に説明しましょう。

例えばあなたのログインIDを「satou」としましょう。 LinuxなどのUNIXマシンからTcl/Tk日本語チームのCVSリポジトリにアクセスするためには環境変数CVS_RSHとCVSROOTを設定します。bashの場合、こんな感じでしょうか。

    export CVS_RSH=ssh
    export CVSROOT=satou@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/tcltkjp
次に、CVSリポジトリからあなたの作業マシンにファイルをコピーします。 ここでは、ホームディレクトリの下に「cvswork」という作業ディレクトリを作って、そこにファイルをコピーすることにしましょう。
    cd ~
    mkdir cvswork
    cd cvswork
    cvs -z3 checkout tcl
    cvs -z3 checkout tktoolkit
特に問題なければ、あなたの作業マシンのcvsworkディレクトリの下には「tcl」という名前のディレクトリと「tktoolkit」という名前のディレクトリが出来ているはずです。

ちなみに、「tcl」や「tktoolkit」といったトップレベルディレクトリのことを「モジュール」と呼びます。 モジュールの中に翻訳対象の文書ファイルが入っています。 今後、Tcl/Tkコア以外のもの(例えばtcllibや[Incr Tcl]など)を翻訳する場合、それらのモジュールが新たに追加されていくことになると思います。

3. 作業ファイルを編集する

いよいよ、英語文書の翻訳作業を開始しましょう。 ここではencodingコマンドを例に作業の進め方を説明します。

英語文書の翻訳は、あなたの作業マシンにコピーされた文書ファイルを編集して行います。まず、文書の編集を開始するために文書が格納されているディレクトリに移動してください。encodingコマンドの場合、tclモジュールのtcl/docディレクトリに「encoding.n」という名前で格納されています。

    cd tcl
    cd tcl/doc
「ls -l encoding.n」コマンドを実行すると、アクセス権が「-r-xr-xr-x」になっているはずです。つまり、書き込む権限が無くファイルを編集することができないわけです。そこで、encoding.nを編集できるように次のコマンドを実行します。
    cvs edit encoding.n
もう一度「ls -l encoding.n」コマンドを実行してみてください。アクセス権が「-rwxr-xr-x」となり、ファイルを編集できるようになります。しかし、もしかしたら他の誰かも同じファイルを編集しているかもしれませんから、cvs editコマンドを実行する前に次のコマンドを実行してください。
    cvs watchers encoding.n
このコマンドを実行すると、encoding.nを既に編集している人や編集状況を監視している人の一覧が表示されます。 あなたの他に編集している人がいなければ、cvs editコマンドを使ってファイルを編集可能な状態にして、emacsなどのテキストエディタを使って文書の翻訳作業を行ってください。 文書を編集する際、いくつか注意事項があります。特に、文字コードはEUC-JPで必ず編集するように注意してください。改行コードもLF(0x0a)にするよう注意してください。Windowsで編集するときは、EUC-JPで編集できるテキストエディタを使うようにしてください。他の注意事項(例えばman page形式の編集方法など)については、他のプロジェクト文書で説明します。

4. 編集した作業ファイルをCVSに格納する

文書を日本語に翻訳できたら、CVSリポジトリにcommitしてあなたの翻訳した文書を登録してください。

    cvs commit -m 'translation completed' encoding.n
文書を登録したら、翻訳メーリングリストに翻訳したcommitしたことをお知らせしてください。きっと、あなたの翻訳した文書に関心のある人が自分の作業マシンにそれをコピーしたり内容を確認したりするでしょう。 逆に、他の人が翻訳したことが判ったらあなたはその翻訳文書を欲しくなるでしょう。そんなときはupdateコマンドを使ってCVSからファイルをコピーしてください。
    cd tcl
    cd tcl/doc
    cvs update encoding.n

その他

もし、翻訳作業で解らないことがあったら、遠慮なく翻訳メーリングリストに質問を投げてみましょう。 もちろん、質問を送る前には過去ログに目を通して既出の質問かどうか確認することも忘れずに。