pylib-nicovideoのインストール

他のツールのインストールについてはこちらを参照してください

Pythonのインストール

pylib-nicovideoはインストールと使用にPythonの実行環境が必要です。 ここらへんからPython3の最新版をダウンロード、インストールしてください。 Python2系では動作しないので注意してください

ダウンロード

プロジェクトのリリース一覧から pylib-nicovideoをダウンロードします。 特に理由がないのであれば、最新版をダウンロードするのをおすすめします。 また、配布ファイルはtar.xzとzipを用意していますが、内容は同じなので自分の環境で展開しやすいものを選んでください。 (多くのwindowsユーザーはzipをダウンロードするといいでしょう)

インストール

ファイルの展開

ダウンロードしてきたファイルを展開します。 ファイルマネージャにファイルを展開せずに中身を見る機能が付いていることがありますが、そのような機能は使わず、必ず展開してください。

フォントファイルの用意

pylib-nicovideoのインストールには、そのコメント再現機能のためにフォントファイルが必要です。

日本語windows環境であればシステムから自動で適切なフォントが検出、使用されるはずですが、他のOSではフォントを自動検出することはできません。 フォントが自動検出されない場合、以下の手順にしたがってフォントファイルを指定してください。

  1. 適切なOpenTypeフォントを用意します
  2. フォントファイルをfontsディレクトリに入れます。

適切なOpenTypeフォントとは、 半角文字用のArial, ゴシック体用のMS Pゴシック, 明朝体用のSimSun, 丸文字用のGulimです。 が、これらのフォントファイルをWindows以外の環境に合法的にインストールするには相当お金がかかるので、

  • 半角文字用にはArialの他にHelveticaかDejaVu SansかVL PGothic Regular
  • ゴシック体用にはMS Pゴシックの他にVL PGothic Regular
  • 明朝体用にはSimSunの他にVL PGothic Regular
  • 丸文字用にはGulimの他にMS PゴシックかVL PGothic Regular

が使用できます。つまり、VL PGothic Regularだけ用意すればいいようになっています。

他のフォントを使いたいひとはsetup.pyの450行目あたりを編集するか、開発者に要望を出してください。

setup.pyの実行

ライブラリをインストールします。

他の多くのPythonのライブラリと同じく、pylib-nicovideoはsetup.pyをinstallオプション付きで実行するとインストールできるようになっています。

また、windows環境ではsetup.bat(歯車のアイコンが表示されるはずです)をダブルクリックすればインストールできます。

ありがちかもしれないエラー

ライブラリのインストール中に発生する可能性が高い(と思う)エラーをここに書いておきます。

  • Permission denied
    実行したアカウントがインストールするための権限を持っていないと発生します。管理者アカウントで実行してください。 どうしても管理者になれない場合は、setup.py buildとすると、build/lib/にnicovideoディレクトリができるので、これをライブラリを必要とするプログラムと同じ場所においても(インストールせずに)使用できます。
  • 必要なフォントを自動検出できんかったよ
    フォントの検出に失敗すると発生するエラーです。フォントファイルの用意に従ってください。