Xploreは、(Windowsの)エクスプローラに似たインターフェイスを持つ、強力で細かい設定が可能なファイルマネージャで、Motifを利用して作成されています。通常のツリービューおよびファイルビューの他に、xploreはNeXTファイルマネージャに触発された一種のクリップボードである「シェルフ(棚)」と、実行したプログラムの出力を取り込む「ログ」ペインを持ちます。また、組み込みの自動マウンタにより、リムーバブルメディアを透過的にアクセスすることができます。簡単なマウス操作でファイルの移動やコピーを行うことができ、さらに開いたファイルに対してドラッグ＆ドロップや、右クリックによるポップアップメニューにより、そのファイルの種類に応じたコマンドを実行させることもできます。ファイルタイプはファイル名とMIMEタイプから自動的に設定されます。全操作をキーボードによって行うことができ、その中にはファイル名のインクリメンタル検索機能なども含まれます。最後に、xploreはX11の標準的なセッション管理プロトコルを利用しているため、一般的なデスクトップ環境において、うまく統合して利用することができます。
