日本Apache Camelユーザ会へようこそ



◆ はじめに

Apache Camelとは

Apache CamelApache Software Foundation(ASF)が開発している
オープンソースのコンポーネントベースのルーティングエンジンです。

例えば自分のマシン上で作成したExcelやCSVデータがあるとします。
この時、自分のPCの作業場所から別の場所に移動/コピーしたり、他のコンピュータに送信したり、不足している情報を他のコンピュータから取得してExcelやCSVに追加する作業が必要となるケースがあります。
処理するデータ量が少なければ手作業でやっても全然差し支えありませんが、これを1日に何千件も処理する必要があるとしたらさすがに自動化したいと思いませんか?
Javaやシェルスクリプトを使って自動化することも可能ですが、データの送信先が1台のPCから複数台に増えたら送信先を改めて追加する必要があり、更に送信するにしてもメールやFTPと別々のプロトコルで送る必要があったりした場合、プログラムが煩雑になってしまいます。
Apache Camelはまさしくこのようなことを自動化するのに最適なフレームワークになります。

Apache Camelを使うことで以下のことが簡単に実現できます。

  • 各種プロトコルを使った送受信
  • キーワードを元に送信先の振り分け
  • ASFを始めとした100以上のOSSの活用

Apache Camelの得意分野

  • 定期的な処理、バッチ処理、クーロンで行っている処理
  • 各種プロトコルから各種プロトコルへの変換、データ変換

Apache Camelの不得意分野

  • MVCモデルのView部分
  • ワークフロー(状態を永続化させるフロー)



◆ Apache Camelの仕様

Apache Camelの動作形態

Apache Camelはスタンドアロン、APサーバ上のどちらでも動作します。
また、その際には、JavaアプリケーションもしくはWebアプリケーションとして動作させることも、
Springと組み合わせて動作させることも可能です。

Apache Camelのコンポーネント

Apache Camelでは"コンポーネント"と呼ばれる部品を組み合わせて、色々な機能を実現することができます。
各コンポーネントを以下のページで紹介しています。

Apache Camelの理解のための情報

Apache Camelを利用して楽に仕事をするにはApache Camelのフレームワークについての理解が不可欠です。

現在は英語の書籍が以下に紹介されています。
電子化された書籍の一部やソースコードもここからダウンロードできます。

また上記URLで公開しているCamel In Action 1章の翻訳をNaotsuguさんが行っており、これを読むことでApache Camelについて概要を知ることができます。

ユーザ会としても、Camelの理解が深まるよう、今後日本語ドキュメントを充実させたいと考えています。

◆ Apache Camelを使ってみる

Apache Camel 最初の一歩

「まずApache Camelを動かしてみる」ための手順を、スクリーンショット付きで説明します。

Apache Camelの利用サンプル

Apache Camelをスタンドアロンで利用するサンプルを以下に紹介します。
オプションを変更するだけで、単純なコピーだけでなく様々な処理(「コピーでなく移動」「ディレクトリを階層的に検索」「処理が完了したファイルは別フォルダに移動」等)が実現可能です。



◆ Apache Camelリリースノート邦訳

2.10系

2.9系

2.8系

2.7系

2.7系は、既に本家コミュニティでのサポートは行われていません。



◆ 日本Apache Camelユーザ会

日本Apache Camelユーザ会

日本Apache Camelユーザ会(JACUG:Japan Aapche Camel User Group)は、日本においてApache Camelの有効性を知ってもらえるよう、関連する各種情報を発信しています。

応援キャラクター

Apache Camelを皆様により知ってもらう為、応援キャラクターを用意しました。

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