SourceForge.netからOSDNへのプロジェクトの移行

倫理的問題を含む様々な理由によりSourceForge.netから他のホスティングサイト等へプロジェクトを移転したい要望するプロジェクトが増えています。個々のプロジェクトが望むのであれば、OSDNでは可能な限りのSourceForge.netからのプロジェクトの移転を受け入れ、その移行作業の支援を行うことができます。本文書では、SourceForge.netからの移転についての注意点をまとめています。

概要

歴史的経緯上、SourceForge.netとOSDNはサイトの機能と構成がよく似ていますが、両者のシステムのコードベースは常に異なっており、特に現在ではコード的に一致する点は ほとんど存在しません。また、両者間のデータ互換性および移行ツールのようなものもありません。

ただし、両者が類似の機能を提供していることから、手作業でプロジェクトの移転を行うことが可能なケースは多々あると思われます。また、OSDN側運営スタッフは、 SourceForge.netおよびApache Alluraのシステムにある程度習熟していることから、データの移行についての適切なアドバイスおよび一部の作業の補助を行うことは可能です。

ファイルリリースの移転

SourceForge.netのファイルリリースシステムは、単なるディレクトリ(フォルダ)とファイルで構成されるファイルツリーとなっており、パッケージおよびリリースで管理を行うOSDNの仕組みとは大きく異なります。従って、OSDNの移行の際には、いったんSF.net側からファイルツリーのバックアップを取得し、取得したファイル群をパッケージ/リリースシステムへ登録し直すことになります。

SF.net側からのリリースファイルの取得は、scp, sftp, rsync等のコマンドラインツールによって簡単に行うことができます。OSDNへのリリースファイルの登録については、ファイルリリースガイドをお読み下さい。

プロジェクトWebの移転

OSDNとSourceForge.netにはプロジェクト専用のWebスペースであるプロジェクトWebというホスティング機能があります。このプロジェクトWebの機能に関しては、両者の大きな違いはありません。特に静的なHTML/CSSファイルだけで構成されるコンテンツに関しては、scp等でファイルを移動するだけで移行完了となります。

CGI等の動的コンテンツに関しても多くはファイルの移動とサーバ名の設定などの小さな変更で動作すると思われますが、OSDNではDebian GNU/Linux、SF.netではCentOSという使用OSの違いにより、微妙な環境や言語のバージョンの違いがありますので、その点には注意してください。

OSDNSF.net
PHP5.3.35.3.2
Perl5.10.15.8.8
Python2.6.62.4.3
Ruby1.8.71.8.7

MySQLデータベースのデータについては、mysqldumpなどでバックアップファイルを取得し、それをOSDNにインポートすることで移行が可能です。

プロジェクトWebコンテンツの移動後には、SF.net側のWeb領域にて新サイトへのリダイレクトを仕掛けておけば、ユーザーにも支障は少なくなるでしょう。また、VHOST機能もOSDN側には存在しますので、ご使用のDNSサーバーでの設定変更後にOSDN側の設定を行えば、同様のVHOST機能を利用できます。

ソースコードの移転

GitおよびMercurialリポジトリの移行に関しては、両ツールの特性上、移行は容易でしょう。Subversionリポジトリに関しては、リポジトリのダンプデータを出力した上で新サーバー側に移転する必要があります。

開発プラットフォーム(Apache Allura)コンテンツの移転

SF.netのチケット、Wiki、フォーラム等の機能はApache Alluraというツールで提供されており、OSDN側のシステムと大きく異なります。従って、多くの場合、全データを移動させることは難しく、必要なデータを手動で移動させるという方法になります。

SF.net側のAlluraにはAllura APIというAPIが備わっており、APIを経由してチケット、Wiki、フォーラムの各種ツールのデータをエクスポートすることができます。OSDN側へ移行するには、そのエスクポートしたデータを手動で登録することになります。

結び

OSDNでは移行に関しての全ての作業を行うことはできませんが、各種データのエクスポート、設定のアドバイス等に関しては行うことが可能です。何か問題等があれば、遠慮なくご連絡をお願いします。